我慢の足りない私はすぐに仕事が嫌になる
今日も朝から嫌になった 嫌になると疲れが出る
疲れが出ると注意力もなくなり事故につながる心配もある
さっさと帰ろうと 勤務時間前に帰り支度をした
それも無責任かという善人の心が しばらくしてから出た
今やらなければ2週間後になってしまう仕事だけ こなした
それでもまだ無責任だが 自分の意地との葛藤で
不徳にも早退した その足でハローワークに向かった
こんなときに仕事を探してもいい仕事にありつけない
それで思いとどまり 今の仕事に戻るのがいつものパターン
でもそんなわがままも段々と通用しなくなる
なぜなら私は若くない定年後のパート勤め
職場で重要視されている年代ではない
必要だと自分で思っているほどノー天気でもない
ハローワークの待合室に知人がいた
何人か仲間ができているようだ 毎日来ている仲間だという
その連中としばらく話をしたが
癒されるような話は何もなかった
近くに寄るだけで運気も逃げてしまう
失望するような話ばかりだった
自らが遊ぶ術を早く取得して
仕事がなくても悠々自適な心にならないと
何歳になっても仕事を探してさまよい
負け組の気分だけを味わうことになる
昨夜からテレビで真っ赤なバラが付いた人が
「これは皆さんのおかげです」といい
何も付かなかった人は「私の不徳の致すところ」だという
決まり文句を何度も聞いた
定年後のバラ色人生も 人のおかげで花が咲くのかもしれない
自分の不徳で花も咲かないのだろう