ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

川根茶の話

2010-07-24 14:25:09 | セミナー

快適な冷房の部屋で午前9時から12時まで
町の長老から たっぷりお茶の話を聞いた

茶の歴史から 茶にまつわるさまざまな話し
途中 お茶と菓子が出た 
その時も席を立つことなく話しはつづいた

長老といってもまだ77歳 鈴木金苗さん
父親が102歳で健在だという

茶を研究すれば中国雲南省西双版納までたどり着く 
鈴木さんはそこへも訪れ大茶木も見てきた

また9月には再三訪れている中国に
茶の調査に出かけるという

いつまでも好奇心は衰えることなく 
勉強しようとする姿勢を失うことはない

川根茶の起源は戦国時代にまでさかのぼる
そのころは生産農家も少なかった
 
江戸時代末期になり広く生産されるようになったが
それは安部茶として集荷されていた

川根茶の名は知られていなかったが
明治初期改良製茶法を確立した

それを明治17年外商ヘリヤが絶賛して
高値で買った為に名声が高まった

恵まれた土壌 温暖な気候 川霧の発生 
多量の山草が近くにあり肥料となる

製茶の熱源となる薪や木炭が多量に安価で手に入る 
収入源になる他の作物がないので茶作りに熱心になった

地元に茶業商者が多い 良い指導者がいた
などで川根茶ブランドが確立された

たかがお茶 されどお茶 
茶には文化があり飲めば健康で快適
CHA カルチャー ヘルシー アミニティー