ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

志戸呂焼の歴史

2013-09-05 10:04:40 | セミナー


博物館学芸員は焼き物の歴史 種類 窯の種類などの話から入った
そして話は志戸呂焼へ 島田市金谷地区で23の窯跡が発掘されている 

現在この地に志戸呂焼の流れをくむ陶芸作家6人の窯がある
陶器の内と外が違う色になるのも志戸呂の特徴とパワーポイントで説明

この地で焼き物を始めたのは室町時代に美濃の陶工だと聞いていたが
志戸呂焼は瀬戸の陶工が始めたのがきっかけと学術員は話した

良質な土が取れるところに窯はあり 陶工は副業ではなく職業としていた
小堀遠州が作陶指導してから志戸呂の名が有名になった話しはなかった

個人で始めたのか複数か伺ったが 明快な回答も得られなかった 
この地の土を使えば全てが志戸呂焼きになるのかも知りたかったし

瀬戸の陶工は瀬戸焼となぜ名乗らないかなどの疑問も残った
いずれにしても昔から市内金谷地区には焼き物窯があったということだ

窯跡からの出土品のほとんどは 失敗して窯の近くに捨てたもの
写真は 重ね焼きで間に入れた粘土が癒着した器 触らせてもらった

参加者の爺さんが 所有する志戸呂焼を持参してきた
それをもらえるのかと欲望を露にしたが 見せただけだった