ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

受講者の死

2014-10-07 08:38:30 | 日記


週一のボケ防止講座 6回目にして初めて来た人が同じグループになった
そんなに来れないとわかっていて申し込む人の根性がわからない 

私は そういう人とすぐには打ち解けて話が出来ない性分 それでもグループの中に
私を信頼してくれている人もいた 20年前からの知り合いのC津さん 

その人は前年も講座を受講していて その体験談を先週発表してくれた
「一度どうしても休む日がある」と前々から皆に伝えていた几帳面な人だった

その人の姿がこの日は見えない 今日が休む日だったのかと思って講座の始まりを待った
講座の冒頭「今日は悲しいお知らせがあります」と担当者が話しだした

「C津さんが先週の講座翌日交通事故で亡くなられた」 
耳を疑ったが確かにそう言っている 夕方自転車で出かけてはねられた 

5日後に信号機が設置されることになっていた新しい交差点だという
いつも親しみを持って私を呼んでくれ どんな話にも迎合してくれていた

別の団体主催の講座の時は同じバスで歌舞伎鑑賞に出かけたりもした 
一周り年上の女性 先日もおなじ干支だと話したばかり 

緑豆の売っているところを伺った時は嬉しそうに
「若い人が家事はやるようになったので買い物もいかなくなってわからない」と話してくれた

亡くなる前日も「またね」といって別れたのに もう永遠に会えなくなってしまった 
講座の冒頭全員で黙とうした いままで良くしてもらったC津さんの笑顔が浮かんだ

その日の講座はいつものように軽運動と脳トレがメニュー 意欲がわかない