昨年春先の開店時には満席であきらめた
その時の印象があまり良くなくて その後寄ることはなかった
この日には ここに来るつもりもなく
同じ系列の隣の店に寄るつもりで来たらその店は閉じていた
この空飛ぶ流れ寿司だけが営業していたが お昼だというのに駐車場に車が少ない
これなら 待ち時間もなさそうなのでので 試しにこちらに入った
間仕切りされた8人がけのテーブルに案内されタブレットの画面を見て注文
自分の食べたい物のカテゴリーを発見するのに手間取った
キスの昆布〆は白身のカテゴリーと本日のお勧めに入っていた
お鮨は席までトレーのままエアーベルトに乗って自動で運ばれる
ベルトを良く見れば心なしか浮いている エアーで浮かしてトレーが進む
決して屋根より高く飛ぶわけではない
続いてアンキモの軍艦を注文したのに ハマチがきた 店員をクリックして呼ぶ
店員も空を飛んではこない 歩いてきた 頼んでないものが来た事を伝えた
タブレットで確かめると注文してあるという ホシはこちらだった
こちらの操作ミスとのこと それでは仕方がないそれも食べた
まぐろの唐揚げは 近くまで来たが出てこない
見ているうちに次のものに押されて 通り過ぎて行った
見送ってしまうと また廻ってくるだろうと待ったが これは回転寿司ではない
流れるだけなので いつまで待っても来ない また店員をクリック
やはり空を飛ばずに歩いてきて 下流に漂着したものを拾い上げてきた
唐揚げは 私たちの後ろを歩く店員の手で通過して厨房にまた戻っていった
また流してよこすのかと こんどは取り逃がさないように気を配って待った
前を見ていると後ろから店員の手によって運ばれてきた その唐揚げは堅かった
隣の区切った部屋に私たちよりも高齢の客二人が入った
店員が一通り タブレットの使用説明をして歩いて去っていった
その年寄りは しばらくして なにも註文しないで 帰ってしまった
あの人たちもうこの店には 寄らないと思う 私も寄らないと思う