マツダが一斉に複数の リコール を提出した。
その中に、「デミオ」 「CX-3」 「アクセラ」 に搭載されているクリーンディーゼルエンジンの不具合解消が含まれている。
この SKYACTIVE-D1.5 エンジン、実際に乗ると個体差(音や振動の出かた等)が大きく、納車後に様々なトラブルが出る可能性が高い事で知られる。
マツダ社内で、全力を上げ原因究明に取り組んでると聞いていた。
ソレ かどうか判らないが、エンジンの吸気量(空気)の制御不良で 燃料が濃く噴射される事があり、結果的にススが生じてしまうのだという。
ススは排気バルブ周辺に蓄積、動きを阻害し、最悪は圧縮不良でエンジンが停まるという事らしい。
パワーダウンや異常振動というのもあるな。
今回、このプログラムの修正、インジェクター及び排気バルブ周辺の清掃という策が取られるそうで。
対象車は11万7千台。
スス(カーボンみたいなのかな)が綺麗になれば、既存ユーザーも恩恵ありそう。
…なんて悠長な事じゃなくて!
インジェクターは取り出して清掃できるけど、排気バルブ付近の清掃って事はエンジン上部をほとんどバラすって事だよね(汗
それ、一台一台やるの???
シリンダーヘッド降ろして????
想像するに、かなり大規模なリコールとなりそうな予感。
でも、これで D1.5 で多数の不具合報告が出てるのが激減すれば良い事かな。
エンジン内のカーボンを除去する方法に、ガソリン車の燃料ラインに特殊な2液を混ぜた 混合浄化燃料を送り込み、一定時間アイドリングで排気系まで一気にリフレッシュされる装置ってのを英国の自動車番組で見た事がある。
軽油には使えないし、費用も時間もそれなりだという。
但し、効果はかなりあるらしく、エンジンをバラさずにパワーアップと排気ガス浄化が成されてた。
今回のリコールで、マツダがどんな方法で SKYACTIVE-D1.5 をクリーニングするのかは判らない。
でも、期待と裏腹に不具合率の高い(と言われる) SKYACTIVE-D1.5 が、完成度高まればイイよなぁ。
これまた個人的な意見だが、「DE精密噴射制御」 の有無で あんなにエンジンの性能(扱い易さ・性格)が激変するのだから、リコール対象車で、希望者に有償でも 「DE精密噴射」 を付けてあげる事はダメなんだろうか…。
日本の車検制度その他で無理難題なのは判ってるけどさ。
前期型の 「デミオ」 や 「CX-3」 で、「こんなハズじゃなかった…」 って エンジン(特に低速域)に失望してる人、少なくないと思うのです。
何とかならんかねぇ、…ならんか(涙