三菱の燃費不正事件発生から、ず~~~っと経過を見てきた。
どぉも初っ端から 胡散臭さ があちこちに漂ってる気がしてならなかったから。
燃費の不正(そもそもカタログ値は絶対値じゃないし)に該当するメーカーなんて、そうでないメーカーを探す方が至難の業ってのは、業界では常識と聞いた事がある。
多少の不正があっても、業界ぐるみでもみ消すなんて 珍しく無いと鼻先で笑った業界人がいた。
そこに大御所 「ゴーン」 の登場、これで何となく筋書きが見えてきた。
世間では 「不正で経営が厳しい三菱を、正義の味方 ゴーン が救いの手を差し伸べた事」 になってる。
でも、恐らく事実はかなり違うだろう。
「ゴーン」劇場は、日産を傘下に取り込んだ際を見ても、実に巧妙に、できるだけ不自然さを残さずに行われた。
でも実際はかなりエゲツナイ事を平気でゴーンはやる。
今回、思うに 「燃費不正問題」 は予め 「三菱」 だけになる事が決まっていた。
そこに業界の異端児、スズキ が バカ正直に申告した事で話がややこじれたが、今じゃすっかり蚊帳の外に。
筋書きは、「三菱の危機に、日産(ゴーン)が救いの手を差し伸べる」 だが、目的を考えると一連の不自然な流れが纏まってくる。
目的は、「故意に危機を煽り立て、三菱をゴーンが乗っ取る事」ですよね、どう見ても。
様々な手でゴーンは日産を自分のものにした。
結果、国内の日産はミニバンと軽ダケの 極端に偏ったメーカー(ディーラー)に落ち込んだ。
そして、EV技術をまんまと 「ルノー」 にかっさらわれた。
空洞化した日産も、トップがゴーンだから 他に被害者が立たない(波風が立たない)と、どう考えても策士だね(汗。
違和感といえば、これだけ(本当なら)燃費不正問題とかが起これば、益子はトップなんだから辞職するのが筋。
ところが、マスコミに出る際もニヘラニヘラしてて危機感がその態度から見られない。
まるで、「筋書き通りなら自分の身は安泰だから」 とでも言わんばかり。
特に自分が痛みを受けることなく、未だに三菱のトップに君臨する益子。
そして、いよいよ ゴーンが仕上げに出た。
「三菱」 を 参加にしてトップに立つという。
日産の時と同じだ。
でもって、益子もまだ責任辞職どころか堂々と美味しい役どころに収まったまま。
どう考えても、これがゴーンの三菱乗っ取りの筋書き、デキレースそのものですよね、汚い!
今回のゴーン劇場で日産も三菱も、勿論ルノーも本社レベルでは痛くも痒くも無かったハズ。
では、このデキレースで予め地獄を見る「被害者」 は誰だったのか。
勿論、「販売店」です。
軽とミニバンしかロクに売れるものが無いと嘆く日産ディーラー(実話)、そして軽から始まりほぼ全ての車種で燃費不正とされた三菱のディーラーには 売る車が無くなった。
ディーラーの営業は顧客に頭を下げて回る日々。
これを地獄と呼ばずして、何と言う。
ゴーン劇場は、こうした末端を切り捨て、三菱を手に入れる策を着々と進めた。
結果、益子も残り、上層部はウハウハ、販売店は地獄(店舗淘汰も行われる気がする)と 「予定通り」 の結果に収まったというのが、今回の騒動の大半に見える。
燃費不正事件をでっちあげれば、より周りから自然に合併に行きついたように 「見せかけることができる」。
ゴーン配下になってからの日産を見れば、三菱の今後も察して知るべしですね。
今後のゴーンと「三菱」の動きを見れば、助け合いだったのか、デキレースだったのかがハッキリする。