もう日がかなり傾き出してます。
画のように、エアルーパーの朱色リングと、メータークラスターの形に気づかないと デミオと区別つきません。
Lパッケージより、こちらの黒ベースに朱の差し色が入る 「XD ツーリング」の方が個人的には好みだなぁ。
で走り出して先ず気づいた事。
「ディーゼル音が大きい」 「振動が大きい」 、です。
???、こちらも同じ1.5Lディーゼルで、「ナチュラル・サウンド・スムーザー」 無しです。
同じ仕様のハズなのに、このエンジンの 「雑味の大きさ」 は何だろう???(汗。
止まっても走ってもディーゼルのカラカラ音と振動が室内に入ってくる。
ウルサイというレベルでは無いものの、先ほどまで運転してたLパッケージ車が物凄く静かだっただけに気になる。
加速すると 「ガーーーー」 って例のディーゼル音がしっかりと耳に届く。
「もしかして、個体差ってヤツかな?」。
以前、ボルボの V40CC に夢中になってた頃、積まれてる5気筒エンジンが妙に煩くてブルブルとハンドルまで振動したのが気になった事が。
そこで違った販売系列のお店で試乗車を見せてもらったところ、全く同じ車のハズなのに、全然静かで振動もほぼ皆無だった事があります。
車ってのはもちろん「工業製品」、少なからずバラツキってのはあるワケです。
この「バラツキ」をどれだけ小さくできるかがメーカーのチカラであり、トヨタとかは極めて品質が安定してると聞く。
その点、マツダ車はまだまだ不安定なのかもしれない。
もう一つ気づいたのが停止寸前の「振舞い」。
Lパッケージ車はDレンジのまま停止しようとすると、エンジンのトルクが余ってるのか 「停止直後」 に一度 「グンっ」 って前に出ようとする。
感覚的には、停止時にギクシャクする感じ。
なので試乗中は、停止した瞬間にシフトレバーでN(ニュートラル)にシフトして回避した。
この現象はデミオXD や、この XD ツーリングには無く、普通にスッと停車できた。
う~ん、これも個体差?
因みに デミオXD では気にならなかったのだけど、CX-3 はブレーキのタッチが繊細になったせいか、ATのキックダウン時と被ると微妙に 「押し出される」 ような振る舞いを見せる事があった。
確か アクセラXD も似たような感触が微妙にあったから、これは SKYACTIVE-DRIVE のクセというより、トルクの厚いディーゼルエンジンとの組み合わせによる現象って事かもしれない。
さて、同じ CX-3 同士で FF か AWD かの違いを探ろうと比較試乗させてもらったが、正直あまり判りませんでした(涙。
AWD はプロペラシャフト等の重量物が入るから、かなり鈍重になるかと思ったらほとんど気にならなかった。
高速道路等なら差が出るのかもしれないが、一般道ではどうこう言うレベルで無いのかも。
コーナリングに有利に働くと噂のAWD車だが、街中じゃその差は全く判らない。
唯一、「…もしかしたらコレが違うかな…」って思ったのは加速の安定感。
別に CX-3 に限った話では無いのですが、私的にマツダのディーゼル車はFFだと 「豪快に車体を引きずり回す」 といった印象があります。
雰囲気としては、明らかに 「前側から引っ張ってる」 感じ。
FRとかの 「後ろから蹴り出す感じ」 とは明らかに違う。
このため、多少路面が荒れてたりすると、ディーゼルの美点たるトルクを存分に路面に伝えられてると思えない事が。
借り出した Lパッケージでも 「FFだよなぁ」 って思う事が度々あったし。
あくまでも個人的主観だが、これだけ太いトルクを持つなら常時安定して路面に伝えようとするAWDが欲しいと思ってしまうのです。
という事で、少々荒れた路面で制限速度まで一気に加速してみた。
AWD の恩恵があったかどうか微妙ですが、なんとなく 「引きずられ感」 が薄くなっている気がした。
…気のせいかも知れない、先入観がそう思わせたのかも、自信無いなぁ(汗。
と、「かもしれない」 と感じたのはその程度でした。
それより遥かに雑味の多いエンジンの方が、気になってしまったのですが。