草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

盲導犬体験

2011年07月23日 | ムスメライフ

近隣にある特別支援学校での
夏祭りイベントにて。
盲導犬体験をしました。

滅多にない機会です。

ムスメが、アイマスクを付けて盲導犬に
連れられて、校庭を一周しました。
トレーナーのお兄さんが、盲導犬に英語で指示を出しています。

途中、わずかですが段差があり、
草履履きのムスメは思いっきり突っかかっていました。

見えないのが怖いのか、腰が引けてます(笑)

 

わたしも、体験してみました。

様子が把握できているはずの校庭を、目隠しして回るのは
怖かったです!

盲導犬という、状況を判断してくれるガイドがいて、
できるだけ寄り添って歩くため
盲導犬の身体の動きをたよりにする感覚。

それでも、瞬間瞬間の周囲の状況はまったく分かりません。

訓練のお兄さんのかけ声。
「Right, quick.」
で右に小回りで方向転換。

なすがままに、連れて行かれます。
結局、体験が終わって、訓練士のお兄さんから
校庭をどのように回ったか説明を伺っても、
さっぱりイメージできませんでした。

***

これで、盲導犬もなく、白杖をたよりに歩く
視覚障害を持つ方々の外出を想像すると…ぞーっとしました。
多分、恐怖の連続ではないかと思います。

白杖で、点字ブロックを拾って歩いたり
道路や歩道の境界を拾ったり
交差点ではどうするのでしょう?
駅のホームや階段はもっと怖いでしょう。

『だれか、ふつうを教えてくれ!』倉本智明:著

という本を読んだのですが、
視覚障害を持つ方のうち、ホームの転落経験を持たれる方は、
かなりの割合に上るのだそうです。

***

盲導犬の話に戻ります。

今日来た盲導犬は、2頭いました。
3歳のコと、もう少し上のコ。
この2頭は、「デモンストレーター」と印刷された服を
着ていました。

日本盲導犬協会から派遣されてきた模様です。

いただいたパンフレットから抜粋すると

  盲導犬を待つ人: 7800人
  日本で活躍する盲導犬の数: およそ1000頭

だそうです。

ちなみに、町で盲導犬を見かけても、彼らはお仕事中なので
決して、話しかけたり、触ったりしないでください
とのことです。