大塚玲子さんの東洋経済ONLINEの記事です。
160817
PTAのナゾ
「義務教育が無償でない」という巨大すぎる謎―こうして保護者から気軽に徴収される!
大塚さん、よくぞここに切り込んでくださいました!
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この間、webの記事で見たのは、フィンランドの公教育のはなし。小学校から大学まで、無償で教育が受けられるそう。教育改革は1968年から始まっているそうです。
その思想は、「天然資源もない小さな国でしたが、人材こそ財産であると国として判断し、国民にこそポテンシャルがあり、築く基礎があると考えました。そして、我々は持てる資源のほとんどを教育に投資することを決めたのです。中でも特に、すべての生徒に公平に教育をするという目標を掲げました。男女、家族の背景、財力は関係なく、万人に教育の機会を与える。」だとのことです。
…うらやましい!
日本も、まさに「人こそ財産である」と思い切って、教育に公費をかけてくれればいいのですが…
現実には、子どもの貧困問題、家庭の貧困問題があります。
相対的貧困率が16%、大人が一人で子どもがいる場合の相対的貧困率が50.8%(内閣府、2010年)という現状です。つまり、一人親家庭の保護者、2人1人が、経済的に困っているのです。これは2010年と、やや古いデータですから、今はもっと貧困化が進んでいるのではないでしょうか?
子どもの貧困は、100m走にたとえると、スタートラインを10m後ろに引かれているものだそうです。人生の最初から、フェアじゃない。
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大塚さんの記事に戻ります。
インタビューにあった学校事務の方のご意見、私も賛同します。PTAからほいほい学校にお金を渡すことは、本当に考え直した方がいいと思います。