拙ブログで1週間前に ご紹介したとおり
NHKあさイチで「どう付き合う? イマドキPTA」2013.05.20(月)放映
NHKのあさイチ!で、本日、PTAのことが放映されました。
こちらに、サマリーが載っています。
反響がものすごく多かったようで、8:15~10:00間際の
放映時間内に、なんと約4500通ものメールやFAXが届いたそうです。
かくいうわたしも、FAXを用意して送信しようとしていたのですが
番組時間中は回線がふさがっていて、送信できませんでした。
まずは、PTAの語源的解説。
NHKがまとめたアンケートより
PTAのイメージや不満の調査結果の提示、
覆面座談会でのぶっちゃけトークから始まりました。
わたし的に、一番気になるPTAの原点についての情報は、
中盤で、以下のように紹介されていました。
PTAは…
社会教育関係団体
(したがって)任意加入
と、
赤いマグネットに大きい白抜き文字で
ばんっ、ばんっ!と、提示されました!!
ブラボ~!!
番組中に、加藤薫さん(まるおさん)が登場され
PTAの原理について、わかりやすく解説なさっていました。
第二次参考規約と、文科省平成22年通知が
大写しになったこと、印象的でした。
意欲的な 特集を組んでくださったNHKあさイチ!さんに感謝です。
たとえば、番組中のインタビューで
PTAの人権問題を紹介してくださいました。
<ケース1>
- ご主人が職を失われ、アルバイトなさり年収が激減
- 奥様も働きに出られた
- 身体が疲れるので、PTA活動は困難
- クラス役員(委員)選出に際し、事情を書いたお手紙をPTAに提出なさった
- クラス役員選出の場は、欠席なさった
- その場で、手紙を読み上げられた
- あげくのはて、欠席裁判で広報委員にさせられた
- 仕方がないので、広報委員を頑張られた
- お子様を放置せざるを得ず、宿題も見てやれない
- お子様の成績はがた落ちした
- 徹夜もなさった
- ひどい。いったい何のためのPTA?
<ケース2>
- 高校PTAで、本部の役を受ける羽目になった
- 拘束時間がやたらと長く、一日8~9時間は当たり前
- 夜10時まで奉仕させられる日もあった
- 年間で、稼働日は100日以上
- 本音を言えば、お給料をいただきたいくらい
- 活動内容に疑問
- 創立記念80周年パーティーの例
- ホテルを借り切る
- 8000円も払って、飲食できず
- 会場設営・接待役に回り、休む時間もなかった
- 子どもに学校の歴史などわかって欲しいという趣旨なのに、肝心の子どもは飽きて寝る
- なによりきついのは、この方の大変な様子を見、周りのお母さまが避けること。
- 1年間でママ友がひとりもできなかった
<ケース1><ケース2>とも、
…あまりのひどさに、あいた口がふさがりません。
わたしなら、どちらの状況でも、ぶっ倒れているに違いありません。
番組は、視聴者の反響をときおり紹介しながら進んでいきます。
あの、「PTA入退会自由」に舵を切ったことで有名な
- 北海道札幌市札苗小PTA
- 岡山県岡山市西小PTA
も、VTR紹介されていました。
コメンテーターそれぞれのお立場でのご意見がある中で
- 今回の番組でイラストをご提供くださった漫画家の 又野尚さん
- 元文科省PTA担当官 今野雅裕さん
それぞれ、 本音を抑えた中で端的に冷静にコメントなさって
いらっしゃいました。
番組最後に、今野さんのお顔が引きつっていらっしゃるのが印象的でした。
文科省には上がってこない、PTA関係者の生の声に
初めて触れられたのかな~・・なんて想像しちゃいます。
4500通もの反響があったこの番組、
有働アナウンサーが、
「今後の番組作りに反映」 します
とおっしゃっていました。
次回にも、期待しております!
そうそう、Think!PTA!のオープンBBSにも
この番組の感想をいいあうスレッドが立ち上がっていますので
リンクしておきます。
実はわたし、番組にいいたいことを代弁していただいて、
非常にうれしかったんです。
でもなぜか、その直後に、怒りがこみ上げてきまして…
たぶん、その背後には、いっぱい傷ついた悲しみ、
いまも人を傷つけているシステムの上になりたっている学校
(教育行政・教育財政) というものへの
怒りがあるのだと思います。
任意加入の団体であることがここまでちゃんとテレビに出たということが、まずはすばらしいことでした。
改革の実例は、知っているところばかりでしたね……やっぱり難しいのだなと再確認した複雑な気持ちです。
ここが出発点になる動きが出てくれることを願っています。
こんにちは!コメントいただき、ありがとうございます。
御ブログのリンク先の記事、拝読しました。
都小Pの広報、会長、といえば、「あのお方」でいらっしゃいますね。平成24年4月時点のサイトより、新谷珠恵氏。(いまどきフレーム組のサイトだわ…)
話の枕で、脇へそれてしまい申し訳ありません。
> 任意加入の団体であることがここまでちゃんとテレビに出たということが、まずはすばらしいことでした。
本当に。
きちんと根拠付きですから、どなたでも、出典をたどれますね。
改革の実例数は…規約に入退会を明示することが難しいですもの。
まあ、メディアにでるかでないか、ってPTAにとっては大きな問題でしょうから、ネットに規約が出ていても取材不可、というケースもあると想像しております。
また、在住区の隣の区では、規約はともかく入会届(押印)があり、会費の単独徴収を行っている学校が多々あるところがあります。でも、ママ友や知人に対面で話を聴くと、「PTAって義務じゃないんだ?」と驚かれたりします。
仕組みと人の意識って、違うのですよね。
> ここが出発点になる動きが出てくれることを願っています。
激しく同意します。
以下の文章に、強く共感いたしました。
かなり嬉しかったです。ありがとうございました。
以下、引用
実はわたし、番組にいいたいことを代弁していただいて、
非常にうれしかったんです。
でもなぜか、その直後に、怒りがこみ上げてきまして…
たぶん、その背後には、いっぱい傷ついた悲しみ、
いまも人を傷つけているシステムの上になりたっている学校(教育行政・教育財政) というものへの
怒りがあるのだと思います。
引用終わり
私は、任意加入ということを、文字通りに理解しています。例えば、ある本での話(出典忘却)。とある国での質問「食事はいつするの?」 こたえ「私のおなかが減ったときです。」
「PTA加入しますか?」 「YES」か「NO」どちらか、そのときの体調や暮らしの状況で決めればいいと思っています。
様々理由で議論が粉飾されてしまいますが、任意加入の本質をシンプルにとらえ、私は、非加入でやってきました。
ようこそいらっしゃいませ!コメントありがとうございます。
わたしの率直な感想に強く共感していただき、うれしいです。
> 「PTA加入しますか?」 「YES」か「NO」どちらか、そのときの体調や暮らしの状況で決めればいいと思っています。
> 様々理由で議論が粉飾されてしまいますが、任意加入の本質をシンプルにとらえ、私は、非加入でやってきました。
「任意加入」の本質をシンプルにとらえ、わかりやすく表現していただいて感謝です。
おっしゃる通りです。
そう、そのシンプルな理由がPTA執行部や背後にいる学校に通じるのであれば、なんにも議論はいらないのです。
そこの理解抜きにして、任意の社会教育関係団体に参加することは、本来ありえないのですが…(ため息)
PTA運営をなさる方々が、PTAの理念や、本質をとらえることができればいいのですが。それって、運営の必須条件だと思います。
実際には、
・ その理解度は単位PTA内部でもまちまちです。
・ 理念の問題が、お金の問題にすり替わったりします。
<理解度の例>
執行部がたとえ「PTAは任意団体です」と入学式で説明しても、中間の人が無理解で、PTA参加アンケートを非常に強制的なものを作ってしまったケースがあります。そして疑問を呈した人が出、「トラブルは嫌~(汗)」と執行部がおびえる。なんなんだぁ~、です。
PTAハンドブックがあり、PTA研修をやっているはずの在住区でも、上記のことがおこります。
私も主様のご指摘の事情などは、少なからず承知しております。入学式で任意加入といった会長が、退会すると意志を表明すると、説得にくるというか・・・なんというか・・・かなり不思議です。
言葉が虚です。
「任意加入は、あんたが、公式の場で言ったことでしょうが?」
自分の経験から、他人様と言葉と論理で、結論が導き出せない相手と、いくら話し合っても、先に進まないことを痛感しました。その結果、議論のスタート地点を、私なりに明確にしておくことが必要と考えるにいたった次第です。
任意加入ということは、理由はどうあれ、当事者の決定を尊重するということだと、私は思っています。ここが私にとっては、とても大事なことなのです。
最近はおやじの会という会もでき、仕事以外の活動して地域に友達ができた、おいしいお酒が飲めた、という話もよく聞きます。それはそれで、その方にとってはいいことですよね。そのことを否定するつもりは毛頭ないのです。
ただ、白い羊だけではないのです。黒も青もピンクの羊もいるのです。白い羊でも、中身は山羊のような羊もいるでしょう。鰯の群れの中で安心する方もいていいでしょう、しかし、そうでない人間もいていいはずですよね。
私はそうした感性を持った子になってほしいと願っています。(親の勝手ですが)
私は、かなり早い時期に退会しました。現在のような議論が出てきていることに、心より感謝する者です。
世の中が、息苦しくなるなか、市井の民Aが、どんな形であれ、自分の意志を表明することが大切だと考えています。
利用させていただき、ありがとうございました。
PTAによって、生きにくさを感じている方が、少しでも減ってほしいと願いつつ。
どうぞどうぞ!
お好きなだけ書き込みなさっていってください!
御コメントを拝読して、とっても共感することばかりです。
特にここ
***
自分の経験から、他人様と言葉と論理で、結論が導き出せない相手と、いくら話し合っても、先に進まないことを痛感しました。その結果、議論のスタート地点を、私なりに明確にしておくことが必要と考えるにいたった次第です。
任意加入ということは、理由はどうあれ、当事者の決定を尊重するということだと、私は思っています。ここが私にとっては、とても大事なことなのです。
***
わたしも、ここの部分が、とっても大事と考えています。
逆の表現を使うと、「やらされ感はマイナス」だそうですから。
(出典:仙台市教育委員会 & 東北大学のキャリア教育調査)
> 私はそうした感性を持った子になってほしいと願っています。
> 世の中が、息苦しくなるなか、市井の民Aが、どんな形であれ、自分の意志を表明することが大切
こちらにも、とっても共感いたします。
お時間あるときにお読みいただいて損はないと思います。
すでにご承知の場足は、失礼いたしました。
首都大 木村草太先生のPTAに関する朝日新聞の記事です
http://cepta.blog.fc2.com/blog-entry-58.html
情報お寄せいただきありがとうございます!
はい、木村草太先生の記事は、快哉を叫びながら掲載当日に拝読し、クリッピングも致しました。
ですがバタバタしているうちに拙ブログに紹介しそこねたままです…。
リンク先拝読しました。こちらは初めて拝見しました。
木村先生の記事が引用され、ご意見や感想とともにブログに記載されていますね。
コメントに寄せられた部分に、もっとも共感しました!
この考え方が、学校やPTA幹部(上位団体から単位PTAまで)に浸透すること、願っております。
コメントありがとうございました。