草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

川端裕人×坂巻学×井上優 『声のお仕事』(文藝春秋)刊行記念イベント:160221@本屋B&B

2016年02月22日 | イベント告知・参加報告

今日、下北沢の本屋B&Bでの、『声のお仕事』刊行記念イベントに行ってきました!

160221:
川端裕人×坂巻学×井上優

「声で世界を作る仕事~『本格声優小説ができるまで』を声優さんと語ってみる~」
『声のお仕事』(文藝春秋)刊行記念

注:本エントリの写真は、すべて関係者の許可を得て撮影・掲載しています。

会場は、下北沢駅付近の、ビル2階にある洒落た本屋でした。店内でビールもコーヒーも飲めるし、書棚の間には椅子が置いてあります。ゆっくりできる本屋。そして、そそられる本がたくさん置いてありました。つい、3冊も買ってしまいました。

入口を入ると、今日のイベント案内の掲示とともに、『声のお仕事』がもりもり置いてありました。

カウンターを曲がると、今日の主役、川端裕人さんの作品コーナーが。

会場時刻になりました。ドリンクチケットを生ビールと交換し、飲みながらイベントが始まるのを待ちます。Facebookで知り合った方と偶然お会いし、お喋りすることができました。

 

イベントがはじまりました!
向かって左から、川端裕人さん、声優の坂巻学さん、声優の井上優さんです。3人は、川端さんの『銀河のワールドカップ』(2008年)『風のダンデライオン』(2012年)が、NHK総合アニメ『銀河へキックオフ!!』として収録がはじまってしばらくしてからのお付き合いだそうです。

写真は、『声のお仕事』の最初の方にある、キャラ紹介のページを開いて説明しているところです。作中の声優さんたちの名と、作中作「センターライン」のキャラ名が、小説内に入り乱れているので、それの整理のためにキャラ紹介があるのだとか。

蛇足ですが、このページ、第一章を読み終わったら、丹念にご覧になってみてください。

トークショーの内容は、川端さんが『声のお仕事』を書かれるきっかけとなったできごとから始まり、声優のお仕事がどんなふうか、『銀河へキックオフ!!』収録の裏話、小説に登場するあまり知られていない職種「音響監督」が何やっている人か、などなど盛りだくさんでした。客席からの質問タイムもありました。

川端さんは、収録現場を見に行かれて、「この人たち、しゃべった瞬間、世界変えてるよ!!」と発見をし、感動されたそうです。それが、この小説が生まれたきっかけだそうです。

今回のトークショー、声優さんが二人いらっしゃるおかげか、作中作「センターライン」のアバン(導入部)を披露してくださいました。

きみには、大きな夢があるか。
つなげたい、思いがあるか。
走れ、魂のオーバードライブ!
届け、怒涛のビームキャノン!
ともに白球を追う夏、センターライン!

生よ、生。 すごいわ~!会場の空気が一瞬で変わる!!

しばらくトークした後、川端さんが「実は、銀河へキックオフ!!の時に、『ガヤ(バックのがやがやしている群衆の声)』をやるチャンスがあったのにできなかったことを、いまだに後悔している」と仰いました。川端さんと坂巻さんで、アバンをもう一度。井上さんは、音響監督の役。なんだかいいトリオでした。

今日のイベントは、予め「録音もネット中継もしない」というふれこみでした。最後にびっくり玉手箱の登場です。

なんと!今日オンリーのために、川端さんが脚本を書いて、『声のお仕事』のスピンオフを、坂巻さんと井上さんが演じてくださいました!!

実は、坂巻学さんのお名前は『声のお仕事』登場人物の”日向 学”に、井上優さんのお名前は同じく”友坂 優”に使われています。なので、坂巻さんはヒュー役に、井上さんは友坂さん役になります。それまで、多分「素」を出してしゃべっていてくださったお二人の、キャラが変わって役になり切りました。

坂巻さんは端正なしゃべり方をなさるのに、ノリの軽いキャラに。
井上さんは細い感じなのに、ガタイのいいキャラの落ち着いた声に。

いや~、プロって素晴らしい。お二人の、芸と技術を堪能させていただきました♪

最後に、川端さんからしっかりとサインを頂きました。ハンコには「聲響け」と書いてあります。 

***

160227 追記します。

川端さんのブログに、このイベントのことが報告されていました。川端さん視点からも、どうぞ!



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (堀江梨穂)
2016-02-23 01:06:39
はじめまして 私もこのイベントに参加した者です。
イベントレポお疲れさまです。
後ろからもねこしんさんが興奮して写真を撮られている様子が見えていました。
すごくファンの方なんだろうなぁ。
川端先生も声優のお2人も店員さんも何も言わないから撮影の了承を取られたのかな。
撮影OKのイベントなんて聞いた事が無いから張り切られているんだろうなぁ。
でも最初に数枚撮られたらあとはトークに集中していただけるよね、とこちらとしても微笑ましく最初のうちは見ていたのですが。
その後もトーク中に何度となくカメラを頭上に構えられる度に視界は遮られ、その度にこちらの集中も途切れがちになってしまいました。
すごく楽しいイベントでしたので、ほんの一欠片お心遣いをお願いいただきたかったです。
すごく雰囲気の良いイベントでしたのでその空気を壊すのが怖く、その場で言えずこんな形でお伝えしてしまい申し訳ありません。
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Re:はじめまして (猫紫紺)
2016-02-23 16:51:57
■堀江梨穂さま■
はじめまして。コメントありがとうございます。
まずは、イベント中、私の写真撮影で不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません。
素人ゆえ、どうぞお許しください。

これがもしプロのカメラマンが入るとしたら、後ろの方から望遠で撮影することでしょう。
着席の2列目だったため、手を挙げて撮影せざるを得ませんでした。

>トーク中に何度となくカメラを頭上に構えられる

そんなに多かったでしょうか…?
データから撮影履歴を洗ってみました。
2時間のイベントで、イベント開始
    直後 : 5枚
  20分後  : 1枚
  1時間後 : 2枚
  1時間5分後 :1枚
でした。

私としては撮影は極力控えたつもりです。
ふつう、人物撮影と言ったら、シャッターを切りまくるものです。表情がいいタイミングを捉えるために。(取材同行経験があります)
でも、堀江さんにとっては、撮影が多くて邪魔、とお感じになったのですね。

楽しみを阻害してしまったことには申し訳なく思います。
今後、似たような機会がありましたら、気を付けたいと思います。
苦言を書かれるにも決心がいったことでしょう、ありがとうございました。
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