草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

181027有志によるイベント「やめたらどうなるPTA?」に参加してきました!お手伝いもしました。

2018年11月03日 | イベント告知・参加報告

有志によるPTAイベント、「やめたらどうなるPTA?」に参加してきました!写真は、設営前の会場風景です。ハロウィン仕様になっています♪

会場は、働きやすい環境を作ることで有名な憧れのIT企業・サイボウズの本社にある、サイボウズBAR(バル)です。オフィスのエントランスから素敵空間が続き、すっかり舞い上がってしまったのですが、他のイベントをやっていたこともあり写真は取り損ねました。詳細はこちらのレポート「カフェにBARに公園も! サイボウズの日本橋オフィスが実用性と居心地を見事に兼ね備えていてすごい」に譲ります。

会場入り口横に、企業キャラクターの「ボウズマン」がいて、いい味をだしていましたw

 ***

さて、肝心のイベントに話を移します。参加者は50人程度。

主催はPTAジャーナリストの大塚玲子さん、共催は株式会社サイボウズさん・ハフポストさんです。大塚さんは企画と準備、サイボウズさんが会場を無料で貸してくださり、ハフポストさんは司会と記録をしてくださいました。

特別ゲストは、首都大学東京の木村草太先生、文化学園大学の加藤薫先生(「まるおの雑記帳」のまるおさん)です。

プログラムは、第1部が木村先生・加藤先生・大塚さんのリレートーク、第2部が4つのテーマに分かれて参加者同士のグループディスカッションでした。

第1部の流れは、下記の通りです。(記憶で書いています。間違っていたらごめんなさい)

  1. ハフポスト泉谷さんによるあいさつとPTAの状況説明
  2. アイスブレイク
  3. サイボウズさんによるグループウェアのプレゼン
  4. 大塚さんのあいさつ
  5. 僭越ながら私が体験談と問題提起、挙手による会場アンケート(5分ほど)
  6. リレートーク

アイスブレイクでは、隣の人同士ペアになって1分ずつほどしゃべりました。しょっぱなから盛り上がる会場!参加者みなさんの関心の高さがうかがえます。

大塚さんは、PTAについて考えるタネを投げてくださいました。

会場アンケートでは、以下の5点をうかがいました。現状がざっと把握できました。

  1. 入会届がPTAにある方?
  2. 入会届がPTAにない方?
  3. PTAやめた人が学校にいる方?
  4. PTAやめた人は学校にいない方?
  5. PTAやめた人について分からない方?

リレートークでは、自己紹介的な最初のコーナーで木村先生が「PTAいらないんじゃない?」的な爆弾発言をなさり、 会場大爆笑。度肝を抜かれました。その後も木村先生はPTAをばっさばさと斬って捨ててみせ、そのたびに笑いがおこりました。私が思うに、問題を起こすPTA関係者の振る舞いは憲法の精神からは程遠すぎるため、木村先生はあきれ果てていらっしゃるのではないかと…

加藤先生は、ある地方でおこったPTA非会員のお子さんの登校班差別問題についての話し合いに出席されたそうです。そのお話に時間を割いていらっしゃいました。最後の締めには、日本語学者であるお立場から、日本語の特徴は人間関係を把握していないとうまく使えない・一人称代名詞(私・俺など)がいくつもある、というお話をなさいました。

第2部、グループディスカッションでは、以下の4つのお題のうち好きなところに参加者が集まりました。

  • PTAやめたらどうなった、改善方法はどうすればよいか
  • PTAやめた人をどう扱うべきか
  • 問題意識を持つ仲間の見つけ方
  • 反発を減らしながら改革をするコツ
グループごとの人数は、当然違います。多いところは、さらにいくつかに分かれて椅子を輪にして話しあいました。会場は熱気ムンムンでした。模造紙とペンが各グループに1セットずつ配られ、話を記録するようになっていました。希望するチームは、ディスカッションの後、内容を発表しました。3グループほどだったでしょうか。
後日聞いた話によると、人の発言をつぶす方がいらしたらしく、議論にならないグループがあったそうです。ファシリテーションの大切さを感じました。私はつい癖で、順番に話せるよう仕切ってしまいました。
 
そんなこんなで用意された2時間はあっという間に過ぎ、片づけをしたあと2次会へ流れました。会場近くのファミレスでも、2時間があっという間に過ぎてしまいました。

お相手してくださった方も、話を聞いて下さった方も、参加できないけど興味を持ってくださった方も、すべての方に感謝します。

そうそう、参加できない方から無農薬有機栽培の柿が差し入れられ、会場で配られていました。他の方からはスダチが、さらにお菓子まで配られていました。なんてあったかい♪ みんなの協力のもと行われた、素敵なイベントでした。



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6 コメント

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大盛況ですね! (minmin)
2018-11-03 22:45:58
猫紫紺さん、こんばんは。
朝晩の気温差が堪えるこの頃ですが、ご体調の方
お変わりございませんか?
私は用心していたつもりなのに、喉がイガイガして
微熱と咳が出てどうも風邪をひいたようです。

大盛況のうちに閉会となった模様ですね。
皆さま、ディスカッションして益々理想とするPTA
もしくは、PTAの無い理想的な学校運営に(笑)
お気持ちが向かわれたのではないでしょうか?

見知らぬ50名もの方々を前にして、堂々と
PTAでの経験談、問題提起をなさった猫紫紺さん
素晴らしいですね!それも、そうそうたるメンバーの方たちもいらっしゃる場で!

長年、弛まず倦まずにこの問題と取り組んでいらした
からこそのお覚悟が、自然とそういう場面での自信となって説得力あるご発言になった事と思います。

木村先生のPTA不要論、賛成です。
と言うか? 別の組織として新しく立ち上げた方が
本来の姿での活動が活発になるような気がします。
そして強制加入スタイルの組織は既に、違法でも
ある事がはっきりとしているので一旦解散すれば良い。その上で、どうしても必要だと思う活動は
自然に手を挙げる人も出て来るでしょうし
学校運営に欠かせない活動は、本来の行政の責任で
公の学校としての機能を発揮してもらう。

懇親会での母親からのお酌や、どのような関係性で
繋がっているのか分からない講演会への強制参加や
その他諸々、子供達の利益との関係性がはっきりしない活動は一旦解散してみる。ひも付きの活動は淘汰されますよね。

企業は決算時期には、棚卸しをして利益を確定して
赤字額が莫大な場合は倒産か?存続かを問われますが
PTAもそろそろ、そういう社会的責任を問われる時期になったのだと思います。積極的に活動を行うのが
嫌な人達(くじ引き役員、委員)ばかりの任意団体なんて存続の意味があるのでしょうか?

奇しくも昨日の朝日デジタルでも、大津市教育委員会のPTAへの通達を記事にしていましたね。
猫紫紺さん達が喜んでいらっしゃるだろうなと思って
私も嬉しく記事を読みました。
とにかく、今回の大役、お疲れ様でございました。

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法の上に眠る者は保護に値せず (minmin)
2018-11-04 00:54:32
全然、トンチンカンな言葉ですがふっと
思い浮かびました。笑。
強制PTAとか、子供会、自治会って
実はこの言葉を使うことで、無自覚な素人である
私たち個人を操ってきたのかしらって。笑。

眠っていないで、ちゃんと闘えって言う事ですかね?

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Re:大盛況ですね! (猫紫紺)
2018-11-04 01:29:03
■minminさま■
お風邪の具合はいかがでしょうか?ひどくなっていないといいのですが。
私の方は、分子標的薬が効いている感じがします。しかし、疲れやすいのには困ってしまいます。

おかげさまでPTAイベントは大盛況でした!って、主催者でもないのに(^^ゞ だけどこのイベント、大塚さんと「東京でオフ会でもやりましょうかね~」という話から始まって、いつの間にやら規模が大きくなっていたのでした。豪華ゲストから参加OKのお返事をいただけたのもミラクルで、大塚さんのご人徳のおかげです。

もったいないお褒めのお言葉、ありがとうございます。PTAに関していろいろ活動しているうちに、いつの間にか腹が据わって度胸がついてきたみたいです。

minminさんがおっしゃるように、PTA、新しい組織として立ち上げるのに賛成です。一番の目的はしがらみをなくすこと、ですよね。
しかし、PTAがあることによって「うまみ」を享受する側がいるわけで…なかなかPTAを手放さないと思われます。

私的には、民主主義を体験学習する場としてのPTAの機能を大切に思っています。たとえ総会が茶番でも、体験した人が後々その意味に気づくのであれば、十分かなと思うのです。ですから、PTAなんていらないやい!とはなかなか思えなくて。夢見過ぎでしょうか?

そうそう、朝日新聞デジタルの記事、私も嬉しく拝見しました!件の大津の資料、持ってこられた方がいて、会場で配られていました。
返信する
民主主義を体験する場としてのPTA (minmin)
2018-11-05 23:05:37
猫紫紺さん、こんばんは。
風邪のせいで、ボーッとしたままの日々を
おくっています。いや、いつもボーッとしてはいるのですが。笑。売薬の風邪薬で誤魔化していたのですが
腰を上げて循環器系の内科クリニックを受診して
きました。いつもの定期診療の循環器科は一応
総合病院なので、担当違いの内科は地域のかかりつけ医に行くように言われると思うので。

持病があるので、本当は市販の風邪薬はあまり
気軽に飲んではダメなんですよ。狭心症と緑内障と
高脂血症の薬を使っているので。
念の為に持参した市販薬の成分表を見て
眼圧を上げる作用のある成分が入っているので
これは使用しないでくださいと言われちゃった。汗。

本当に面倒ですよね。持病があると普通に風邪を
ひいても、一々ご大層にしないといけなくて。
お薬手帳は必携ですね。

さてと、ぼやきはこれくらいにして。笑。
猫紫紺さんの 「たとえ、未熟であろうとも民主主義を体験する場としてのPTAに期待したい。」
と言うお考えに、ハッとしました。

本当に、ある意味でPTAの理不尽と闘って
ご苦労された皆さんの方が、特にPTAに疑問を
持つ事なく、すーっとやり過ごしてしまった人間よりも何倍もPTAの価値を理解されているなと感じ入りました。あまり、そういう風にPTAを捉えた事が
ありませんでした。

でも、現実では民主主義とは逆の一方的で
高圧的なやり方が、まかり通っているイメージです。
これは、私はやはり校長をはじめとする
PTAからの毎年決まった援助を受ける事を期待して
いる側からの、有形無形の圧力がPTA幹部に
のしかかっているからだと思うのです。

私は、スーパーチェーン店に勤めていますが
店長が変わるとガラリと店の運営方針が変わります。
右を向いていたのが左と言うくらいに変わります。
むしろ、その変化を生み出す為にこそ社員や
店長が転勤で異動するのだろうと思います。

PTAでは、人が変わっても中々やり方が変わらない
のは、企業のようにそのポストを得る為に切磋琢磨しながら成長して行く過程を経ずに、ある日突然
降ってわいたような形で任命される事が多いので
十分に自分の役割について理解出来ていない場合があるからではないかと思います。

そして、もちろん、昔からのしがらみが複雑で
簡単には断ち切れない事も大きいですね。
いっそのこと、仕事ならば、思い切って職場を
変えてしまえばいいから一家の大黒柱とは言えない
私のようなパートは気軽に思いきった事が言える
場合もあります。笑。

民主主義を体験する場となる筈が、その逆のことを
数々体験する場になってしまっているPTAも
多いのが残念ですね。

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Re:法の上に眠る者は保護に値せず (猫紫紺)
2018-11-07 23:44:03
■minminさま■
言葉が突然降ってくることってありますよね、わかります!
「法の上に眠る者は保護に値せず」ちょっと難しい言葉だったので、しばらく自分の中でころころと遊ばせていました。
厳しいお言葉だな、というのが感想です。

みなに法について理解してもらいたい(私だって理解しているとはいいがたいですが)と思うのが本音ですが、そうできない方もまた、いらっしゃると思うからです。

「眠る」というのがキーでしょうか。
悲しいかな、法律のほの字を出しただけでアレルギー反応を出す方はいらっしゃいますよね。対話にならなくて困ります。
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Re:民主主義を体験する場としてのPTA (猫紫紺)
2018-11-07 23:49:34
■minminさま■
お風邪の具合はいかがですか?
お医者さんの薬が効いているといいのですが。

私も持病を持っていてしょっちゅう病院へ行くので、最近はお薬手帳を携帯しています。ドクターに見せるのに重宝しています。

PTAが持つ民主主義の啓蒙機能と現実について、私が「夢を見過ぎかしら?」とつぶやいた部分を見事に言語化してくださりありがとうございます。

残念なPTAがネットでは目につきますが、同じPTAでも、楽しく感じる人と残念に感じる人がいます。人権等にたいする感度の差、かもしれません。
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