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私の年齢は67歳。この私がラジオ体操を意識したのは小学生の時。学校の毎日の朝礼や夏休み早朝に地域で行う体操がそれだった。
今、社会福祉協議会(社協)がこのラジオ体操を地域の健康づくりや仲間づくりのために、「始めませんか」と薦めている。家族関係の脆弱化や地域連帯の希薄化を皆が身近に感じるようになっている。「高齢になっても、できる限り住み慣れた地域で暮らすことが私達皆の願い」と。
健康には身体に、適度な運動。心に、ストレスのない会話が大切だ。ラジオ体操はバランス良く体を動かして機能維持に。そして立ち話は脳の働き維持に役立つ。
現在、地域には、お年寄りの女性が「介護予防体操」に参加し、ヨガマットも利用して仲良しグループで活動を続けているようだ。ところが、男性が健康のためにするグループ活動はない。日本の男性は毎日、女性に比べて細かいことに口を出さない、生活をしている、と理解している。
男性がこんな生活から一歩踏み出すには、負担にならないルールをつくり、集まって、ラジオ体操をし、一言でも会話を交わす。このことはとても良いことだ、と思う。
大げさだが、「平均寿命の差が小さくなる」とさえ考えられる。社協の「ラジオ体操」始めませんか運動に協力したい。