新型コロナウィルスの感染拡大を早期に封じ込めた国の一つに台湾が上がっている。対応方法の特徴として以下の指数が用いられたという。
解封指数。医療の対応能力を評価するという。数式では”(感染者数/(回復者数×(1-死亡率)))-1=”。回復者数が感染者数の5割強を超えていればこの値は1未満となる。この指数は、入院患者数が感染者数の約1割より少なくなると、0.2より小さくなるようだ。そのため、この指数が医療の対応能力と関連していると頷ける。
日本では6月1日より緊急事態宣言が全県において解除された。これからは感染が再拡大しないように、人と会話する時には互いにマスクをするなどの、新しい日常生活を習慣にすることが求められる。私も「面倒くさい」とか、「このくらいは大丈夫だろう」などと安易に考えることなく実施してゆこうと思う。
治療薬や予防のためのワクチンが開発されて決定される日が、いつになるかまだ分からないが、その日まで気を緩めずにいたい。第2波の感染拡大時には、この解封指数(台湾)も医療の対応能力評価に役立つことだろう。