信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

令和7年 生坂村消防団 出初式

2025年01月12日 | 生坂村の行事
 1月12日(日)午後2時から、軽快なラッパ班の演奏に合わせて、「いくっ子消防団」を先頭に本部、第1分団、第2分団、第3分団、本部ポンプ車、各部の小型ポンプ搭載車、明科消防署の消防車・救急車と続く、規律正しい分列行進が行われました。

 今年は藤澤副団長を先頭に、「いくっ子消防団」が可愛らしく行進しました。今年も前の人の後を順番に歩いて、少し離れたところもありましたが楽しそうに行進してくれました。

 今回は、私の孫が保育園の年長組と年少組にいますので、二人とも恥ずかしながらもチャンと行進してくれました。

▽ 原田副団長を先頭に、本部、第1・2・3分団と規律正しく元気良く行進しました。


▽ 本部車を先頭に、各分団と明科消防署の救急車・消防車も行進していただきました。



 2時30分から体育館で、歴史と伝統ある生坂村消防団出初式が全団員の参加と来賓は村内在住に絞ってご臨席を賜り、厳粛に開催いたしました。

▽ 「国旗に注目」の後、藤澤副団長の開式の辞、「団旗に注目」と出初式が始まりました。



▽ 私が中山団長から人員報告を受けました。

▽ 中山消防団長から、昨年を振り返りますと、元日に令和6年能登半島地震が発生し、最大震度7の地震と津波、火災によって甚大な被害をもたらしました。さらには、8月に宮崎県沖を震源とする震度6弱の地震により、南海トラフ地震臨時情報が発表され、震度4を超える地震が多く発生していることを考えると、いつ糸魚川静岡構造線が動き、大地震が生坂村を襲ってもおかしくはない状態であると考えます。
 また、水害におきましても、九州地方を中心に甚大な被害をもたらした台風10号や、復興へと歩みを進める能登半島を襲った9月の豪雨災害など、激甚化・頻発化した災害は日本全国において猛威を振るっています。

当村におきましては、幸いなことに火災の発生のない一年となりましたが、7月には前線の停滞により大雨となり、小立野地区にて内水氾濫が発生し、消防団も出動しました。幸いにも人的被害等がなかったことは救いであったと考えます。
 このように、いつ発生するかわからないさまざまな自然災害に対応するためにも我々消防団の果たす役割は地域防災力の中核として、その活動の重要度は計り知れないものとなっております。
 そのため、松本広域消防局や明科消防署などのご指導とご支援のもと、訓練や講習に励み、消防技術の向上と知識の習得に努めていく所存です。
 加えて、自主防災組織などと一体となって、複雑多様化する災害に、迅速かつ的確に対応できるよう取り組み、安心して暮らせる地域づくりを築いていくことが重要になると考えております。
 また、社会環境や価値観の変化とともに、消防団を取り巻く環境は一層厳しくなっており、若年層の団員の減少、在籍団員の高齢化等、さまざまな課題も解決していかなければなりません。
 村民の皆様には、今後も消防団活動へのご理解とご協力を賜わりますようお願い申し上げます。

 このような現状の中におきましても、村理事者並びに村議会、関係者の皆様方には、深いご理解とご配慮をいただき、消防詰所の修繕や水利台帳システムの整備など、消防施設や備品の整備が着実に進められ、団員の安全確保と住民が安心して生活できる環境の構築が図られていること。
 さらに出動率70%以上の団員を対象とした、村内各事業所で使用できる消防団員応援商品券の交付、団員報酬の個人支給など、適切な処遇改善にご尽力いただいていることに、深甚なる敬意と感謝を申し上げます。
 また、ご来賓各位からは格別なご指導、ご鞭撻をいただいており、より一層、献身的地域愛を以って、教養を重ね訓練に励み、歴史ある生坂村消防団の使命を肝に銘じ、村民の負託に応えるよう精進していく所存であります。
 結びに、本日ご列席いただきました、ご来賓の皆様の益々のご健勝とご活躍、そして、災害のない生坂村となるよう、消防団員一致団結して活動していくことをお誓いするなどの式辞を述べられました。


▽ 私から、昨年は元旦に、石川県能登地方で最大震度7の地震が発生し、甚大な被害に見舞われました。また、9月には線状降水帯等による豪雨災害が発生し、復興道半ばの被災地で、またしても多くの尊い人命が失われ、心からお見舞いを申し上げますとともに早期の復旧・復興を願うところでございます。
 また全国各地でも、相次ぐ大地震、台風や梅雨前線の影響などにより、家屋損壊、豪雨、土砂崩れ、河川の氾濫、浸水、降雹、突風など多くの自然災害が発生しております。
 そして、昨年当村はお陰様で火災の発生はありませんでしたが、5月と8月には局所的な豪雨により土砂崩落などの災害が発生し、毎年、自然災害のリスクが益々高まっている状況でございます。
 それは、世界でも頻発している集中豪雨や猛暑など、地球温暖化に起因する気候危機であり、全世界共通の喫緊かつ最優先の課題となっております。

 今、世界が脱炭素の実現へ力を合わせて取り組んでいる中、当村も未来を担う子どもや孫たちが安全で安心して暮らせる持続可能な生坂村を構築するために、脱炭素社会を目指す必要性を痛切に感じ、「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」をさせていただき、脱炭素先行地域に選定され、様々な事業を行っているところでございます。
 今年度は、太陽光発電設備等のPPA事業は、現在まで25カ所に太陽光パネルの設置が済み、省エネ機器の導入補助と木質バイオマスストーブの導入補助は、合わせて2,000万円以上の補助金の交付を決定しております。
 EV関係では、EVバス1台、公用車5台を発注し、木質バイオマス関係では、ペレットストーブを4施設に5台を設置し、マイクログリッド構築事業は実施設計などを進めております。
 その他にも多くの当事業関係が、着実に遂行されておりますので、皆さんも当事業に感心を持っていただき、災害に強い村づくりのために「地域エネルギー」の重要性を認識していただきたいとお願いする次第でございます。

 消防団員各位には、この様な様々な状況を踏まえ「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づき、防火啓発活動、各種技術訓練などに献身的にご活動され、個々の資質の向上と知識、技能の習得に努められ、あらゆる火災、災害にも対応できるようにしていただき、生坂村の防災力の充実強化を図るために、引き続きのご活動をお願いする次第でございます。
 行政としましては、防災行政無線施設のデジタル化を進めるなど、団員各位の活動に応えるために、防災力の更なる強化を図り、村民の生命と財産を守るための基盤づくりを進めておりますので、団員各位の出動率の向上と新入団員の確保をお願いする次第でございます。
 結びに、生坂村消防団員各位に於かれましては、健康に留意され、引き続き安全で安心して住み続けられる生坂村を守るためにご尽力いただきますことをお願いするなどの訓示を申し上げました。


▽ 長野県消防協会長感謝状を、元団長 山本吉人氏が受章されました。

▽ 松本消防協会長感謝状を、代表して元喇叭長 藤澤幸恵氏が受章されました。

▽ 生坂村長感謝状を、元団長 山本吉人氏と元喇叭長 藤澤幸恵氏に授与しました。


▽ 長野県消防協会長表彰の永年勤続功労章を、代表して第3分団山本部長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の功労章を、第2分団瀧澤分団長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の努力章を、第3分団岩間分団長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の精績章を、消防団本部吉川本部長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の技術章を、第1分団腰原分団長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の精勤章を、第1分団上條班長が受章されました。

▽ 松本消防協会長表彰の功労章を、第3分団藤澤副分団長が受章されました。

▽ 松本消防協会長表彰の精績賞を、代表して第1分団宮川副団長が受章されました。

▽ 松本消防協会長表彰の精勤章を、代表して第2分団中澤団員が受章されました。

▽ 生坂村消防団長表彰の勤続功労章を、第1分団小池部長が受章されました。

▽ 生坂村消防団長表彰の功労章を、代表して消防団本部関口本部班長が受章されました。

▽ 生坂村消防団長表彰の精勤章を、代表して第2分団中澤団員が受章されました。

▽ 受賞者を代表され、山本元団長から、消防団活動といいましても、生坂村に住む者の一人として、ごく当たり前の事をしているまでであり、このような表彰を受けられるということは、諸先輩方をはじめ村民皆様方の深いご理解とご協力を得られたからこそ、消防団員としての活動を行なうことが出来たと思っております。
 今後もいっそう予防消防に徹し、火災のない村となるよう微力ではありますが、努めてまいりますなどと謝辞を述べられました。


▽ 来賓祝辞として太田村議会議長から、消防団の皆さまには、火災を始め様々な災害から村民の生命・財産を守るために、日夜、献身的に活動していただいてることに対し、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。併せて、先ほど表彰を受けられました団員各位また、そのご家族のお皆さまの長年にわたるお支え、ご功績に対し、心から敬意を表し、お祝い申し上げます。消防団の活動は消火活動だけだは無く災害時の警戒や諸活動、時には人命救助など多岐にわたります。私も消防団員として皆様と活動を共にして活動の厳しさはわかっているつもりでいます。

 議会といたしましても、現場での課題をしっかりと把握し、消防力や防災力の強化と団員の活動環境の向上に繋がる取り組みを応援して参りますので、本年も村、村民の生命財産を守るために一層のご協力を賜りますよう宜しくお願い致します。
 結びに、関係各位の変わらぬご支援、ご鞭撻を切にお願い致しますとともに、ご列席の皆さま並びにご家族の今年一年のご健康、ご多幸をお祈り申し上げ、甚だ簡単ではございますが、お祝いの言葉と致します。

▽ 続いて松本広域消防局明科消防署 青柳署長から、昨年を振り返りますと、当消防局管内における火災発生件数は120件となり、前年と比較して17件減少いたしました。
 これはひとえに、消防団の皆様による日頃の防火・防災活動の賜物と思っております。
 本年も私どもは防火安全対策を一層強化してまいる所存ですので、生坂村消防団の皆様におかれましても、引き続きご協力をお願いいたします。
 またお陰様で当消防局管内では大きな災害は無く、概ね平穏な一年でありましたが、全国的には災害級ともいえる猛暑となり、その暑さに伴う豪雨災害等の自然災害が日本各地で発生しました。

 さらに、昨年は8月8日に、宮崎県日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されるなど、大規模災害への備えが大変重要であると実感しているところでございます。
 この様な大規模な災害が発生すれば、地域防災の要として先陣を切って災害現場に駆けつけ、献身的に活動される消防団員の皆様には、ますます村民の大きな期待が寄せられております。
 松本広域消防局といたしましても、消防団の皆様との両輪の結束と連携を更に強固なものとし、生坂村の安全・安心を支えてまいる所存ですので、共に邁進いただきますようお願い申し上げます。
 結びに、生坂村並びに生坂村消防団の益々のご発展と、本日ご列席の皆様のご健勝とご多幸、また本年が生坂村にとって災害のない平穏な一年となりますことを祈念申し上げますなどのご祝辞を頂戴しました。

▽ 「団旗に注目」、藤澤副団長の閉式の辞で終了しました。来賓の皆様、消防団員各位など関係の皆さんには、寒い中ご参加くださり大変お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。





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