午前10時からは、3月定例会最終日の委員長報告、採決などが行われ、提出しました全議案をお認めいただきました。
△▽ 総務建経常任委員会 山本委員長の委員会報告と社会文教常任委員会 島委員長の委員会報告の模様です。
「議案第13号 令和6年度生坂村一般会計予算」に対して、島議員が反対討論をし、藤澤議員が賛成討論をされ、賛成6人、反対1人の賛成多数で可決されました。
その後、下記の内容で島議員から処分要求書が、6名の議員各位に出されました。
2024 年 3 月定例会の 3 月 14 日本会議において、下記のとおり、地方自治法第 132条に違反する言論に基づく決議書が決議されたので、私は、地方自治法第 133 条に基づき、当該決議書を提案した議員の処分を要求する。
議員提出第 1号 「島幸恵議員に対 し訂正および謝罪 と反省を求める決議書」が 3月 14 日本会議で決議されたが、その決議書の内容は私個人の議員活動に関するものであり、議会の会議において扱ってはならないものであるばかりか、憲法で保障された言論の自由・表現の自由を侵害する文言も含まれている。このような法的根拠のない決議書が提案され、決議されたことは、私に対する侮辱であるとともに私の議員活動を委縮させようとするものと強く思料する。
議案提出の後、慎重審議を期すために懲罰特別委員会に付託されました。
その後、私の閉会の挨拶で全日程が終了しました。
令和6年第1回生坂村議会3月定例会の閉会の挨拶
それでは、令和6年第1回生坂村議会3月定例会の閉会にあたり、御礼のご挨拶を申し上げます。
7日から始まりました3月定例会でしたが、提出しました議案を慎重にご審議をいただきまして、全議案を原案のとおりご採択いただき、誠にありがとうございました。
さて、今定例会でお認めをいただきました来年度の予算と、ローリングしました「いくさか村づくり計画」に沿いまして、持続可能な生坂村に向けて新しい事業を含む4つの重点事業をしっかり遂行してまいりたいと考えております。
また、議員各位から一般質問や常任委員会で質され、ご回答させていただいた内容に沿いましても、しっかりと対応してまいりたいと考えている次第でございます。
近日中には、3月分の特別交付税の決定通知がありますが、今定例会の補正予算をお認めいただきましたので、臨時財政対策債でお借りした2年度分の起債を繰上償還しまして、年度当初の基金の見込額は、全額取り崩さずに済みそうでございます。
さらに3月の特別交付税は、例年通り専決処分をお願いし、今定例会でお認めいただいたように、今後の重点事業のために財政調整基金や地域振興基金などに積み立てたいと考えているところでございます。
そして、当村で実施しています国関係の主な事業につきましては、下生野地区の築堤整備事業は、現在用地買収、工事発注の手続を行っております。
国道19号山清路防災事業は、防災1号トンネルが貫通して、現在はトンネル内の防災設備工事を行っており、竹の本法面対策工事は、用地買収に伴う手続きを行っており、鳥原地区防災対策工事は工期内の竣工に向けて対策工事を行っているところでございます。
次に県の主な事業関係につきましては、牛沢地区の犀川の堤防の施設機能向上事業が実施中であり、草尾地区護岸復旧工事は今年8月15日までに完成するために進めております。
大町麻績インター千曲線は、東広津工区の現道拡幅工事は詳細設計を行っており、中村団地の急傾斜地崩壊対策事業と「道の駅 いくさかの郷」上部の桧沢砂防堰堤工事は、本体工事の施工中であり、来年度の完了予定で進めております。
その他にも、地すべり対策事業や県営中山間総合整備事業も引き続き各地区で実施中であり、今後来年度に行う予定の事業も幾つかございますが、国・県では、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に取り組んでおりますので、今後も、当村の安全・安心な生活を守るために、ハード面の事業は国・県の関係機関に要望してまいりたいと考えております。
来年度の当初予算は、当村始まって以来、過去最大の規模でございまして、生坂村の一世一代の大事業である「脱炭素先行地域づくり事業」の来年度の事業等についてお認めをいただきましたので、環境省に提出しました計画に沿って遂行していくとともに、環境省と調整をして30%の変更はできますので、村民の皆さんの要望等にもお応えしながら着実に進めていきたいと考えているところでございます。
また、株式会社いくさかてらすの経営のシミュレーションにつきましては、金融機関と検討協議を重ねてまいりまして、太陽光と蓄電池の設置についての設備規模、設備資産、操業費用、資金計画、現状の電力消費量による電力需給シミュレーション、また、PPA事業の収支計画として、損益計算書、税金計算書、減価償却、返済計画、月次キャッシュフロー等のシミュレーションの協議の結果、金融機関から今年度分の融資が決まった次第でございます。
今後も他の金融機関とも調整をして、今回のシミュレーションに沿って、来年度以降の融資もお願いしてまいりたいと考えております。
今回融資を決めていただきました金融機関は、当村の取組が脱炭素に向けて先進的な事業であり、金融機関として、前例を踏襲することや担保を求めることはせずに、生坂村民のために取り組まれている事業であることを評価していただき、更にこの事業を進めることで、ドミノ的に近隣市町村に脱炭素の動きが広がることを期待されているとのことでございます。
融資を決めていただいた金融機関をはじめ関係各位、お認めをいただいた議員各位には、長年生坂村と関わりを持ち、信頼関係を築いてこられている方々が当事業にご理解をいただき、我々行政を信頼していただいている結果だと考えており、心より感謝申し上げる次第でございます。
今後もその負託にしっかりと応えることにより、様々な課題を解決するためのレジリエンス強化を図るとともに、様々な「リノベーション」を巻き起こし、恵まれた自然環境を次世代につなぎ、災害から村民を守り、若者の定住を促進して、再生可能エネルギーや経済が地域を巡る「豊かな生坂村」を目指していきたいと考えております。
また現在、国では、脱炭素事業の全国的な取組の推進を図るべく、各種交付金事業や財源対策を進めております。
当村は、脱炭素先行自治体であり、全国に先駆けて、国が推進します先行事例として、総務省の地財対策における脱炭素化事業の推進事例として取り上げられているところであります。
また、環境省でも民間裨益型自営線マイクログリッドの地域モデルとして、GX交付金の活用に向けた調整も進めているところでございます。
いよいよ当村の脱炭素先行地域づくり事業が、全国からも注目を浴びてくることは確かであり、国連の気候変動会議(COP28)で、2030年までに対策を加速し「化石燃料から脱却する」ことを盛り込んだ合意文書が採択され、2030年までに公正で秩序ある、公平な方法で化石燃料から脱却するために、生坂村が脱炭素に向けての取組を加速していく先駆者として、村民の皆さんのご理解とご協力をお願いしながらしっかりと当事業を進めていきたいと決意を新たにしている次第でございます。
それでは今後も、議員各位に於かれましても、健康にご留意なされ、引き続き各課題に対して検討協議をお願いしますとともに、来年度も第6次総合計画の目標に向け、村民の皆さんとの協働による村づくりを継続していくために、ご指導、ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げ、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
誠にありがとうございました。
本会議終了後の午後1時40分からは、議会全員協議会が開催され、議長と私が挨拶をさせていただき、行政からは、いくさか「村づくり」計画について、教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検・評価報告書について説明させていただきました。
議員各位には、いくさか「村づくり」計画の今年度ローリングしました概要について、25日(月)までに意見等をお願いしました。
今後は例年度通り、それらに対応しまして、令和6年度いくさか「村づくり」計画を策定し、概要版を全戸配布して、村政懇談会等で説明させていただき、村民の皆さんのご理解とご協力の基、協働による村づくりを進めてまいります。
教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検・評価報告書については、自己の評価と学識経験者の評価、つまり内部評価と外部評価が必要ではないかとの問いに、外部評価はまとめて意見をいただく様になっており、当法令は平成30年度から始まって、報告書の公表の一つとして議員説明などと、分かりやすくするためにA~Eの評価をしていることなどをお答えしました。