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吃音 人が聞いていないと思い込むと吃音しない その通りです。

2021年10月15日 | 社交不安障害 対人緊張症 社交不安障害 吃音 赤面症 多汗など

吃音 人が聞いていないと思い込むと吃音しない その通りです。

 

最近、ネットで、『吃音は人が自分の声を聞いていないと思い込むと吃音しない』というスレッドを見ましたので、このブログを書いています。

答えは、『その通り』です。

しかし、このスレッドの中には、『独り言でも吃音する』等の反対意見も有りましたので反対意見をお持ちの方への回答に重きを置いて説明をします。

最初に、吃音とは、簡単に書くと上手く話せない、という症状の事です。ですから、吃音自体は症状であり、病名または病名のようなものではありません。

風邪に例えると、頭痛は症状で、風邪が病名になります。また、風邪の原因は複数のウイルスだと聞いていますから、同じ風邪の中でも原因のウイルスが違っている風邪が存在します。

ですから、吃音の原因は、心因性のものと体が原因のものに分かれます。

体が原因の吃音は、主に、発声器官が原因の吃音と脳が原因の吃音に大別されます。

発声器官が原因の吃音は自分の発声器官自体の異常で自分の思い通りに自分の発声器官を動かせない事が原因で発生している吃音です。

脳が原因の吃音は、単語を思い出せない等の原因で発生している吃音です。

しかし、吃音で悩まれている人のほとんどは心因性の吃音です。

心因性の吃音のほぼ全ての原因は緊張だと言えます。

ちなみに緊張は人間だけの生理現象ではなく、高等な動物、犬や猫、小鳥なども緊張する時は緊張します。

 

これらを踏まえての結論を書きますと、

吃音で苦しまれている人の中の少数の体が原因(発声器官や脳などが原因)のケースでは、自分の声を人は聞いていない、と思い込んでも吃音をします。

吃音で苦しまれている人の中の大多数は心因性の吃音ですから、この吃音は、暴漢や強盗に襲われて刃物を突き付けられている時に、『た、た、たすけて』となるのと同じ原理の吃音ですから、自分の声を人は聞いていない、と思い込む事ができたら、自分が吃音したら人が変に思う、という先回りの恐怖心がなくなりますから、緊張しない状態で発声ができますから吃音しません。

ですから多くの吃音で苦しんでいる人たちは、開き直りや言い聞かせ、気をそらす等の事をする事で自分の吃音が改善する事を知っています。

また、多くの吃音で苦しんでいる人たちの中の結構多くの人は、吃音で苦しんでいるのにカラオケ等で歌を歌う時は吃音しません。

また、実際に心理療法ハッピーライフに吃音の悩みで訪れました多くのクライエントさんのほとんどは、私の前で全く吃音をしません。理由は、私は吃音を治すお手伝いをする専門家ですから私の前で吃音しても怖くないという心理になり、吃音をさせる緊張が発生しないからです。

そして、吃音で苦しんでいる人たちの多くは、家族や親友、子供には吃音しないと言います。

もちろん、吃音で苦しんでいる人たちの少数は、私にも、家族、親友、子供にも吃音します。この人たちは、私や家族、親友、子供に話す時も、安心感が発生しなくて吃音したら変に思われる、怖い、という感情を持ったままですから、私や家族、親友、子供に話す時もしっかりと緊張をしている人たちです。

ですから、最終の結論ですが、人が聞いていないと思い込むと吃音しない、というのは、吃音で苦しんでいる人たちの多くは、自分の声を誰も聞いていないと思い込めれば吃音したら変に思われるという恐怖が発生しませんから緊張しません。ですから、吃音で苦しんでいる人たちの多くは、自分の声を誰も聞いていないと思い込めれば吃音しません。

しかし、吃音で苦しんでいる人たちの少数の人たち、発声器官や脳などの体に吃音の原因がある人たちと、心因性の吃音なのですが、独り言を言っている時も、自分の声を誰かが聞いていると恐れている人たち、逆に言うと、自分の声を誰も聞いていないと思い込めない人たちは吃音します。

ですから、自分の声を誰も聞いていないと思い込めれば、多くの吃音で苦しんでいる人たちは吃音しません。自分の声を誰も聞いていないと思い込めれば吃音しない、というスレッドは、多くの吃音で苦しんでいる人たちには正しいとなりますが、少数の体が原因の吃音で苦しんでいる人たちと、誰もいない自分の部屋の中での独り言であろうが、自分の声を誰も聞いていないと思い込めない心因性の吃音で苦しんている人たちは独り言でも吃音します。

吃音で苦しんでいる人たちにお役に立てれば幸いです。矢野裕洋

 



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