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寓話 対人緊張症の母親 妻は子供や配偶者より人の目を優先する

2017年07月02日 | 対人緊張症、神経症、うつ病、ポジティブに
寓話 対人緊張症の母親 妻は子供や配偶者より人の目を優先する


今はこのような母親はいないとは思います。

昔の話です。

遠足に子供が行く時は必ず新しい下したて(おろしたて)のシューズを履かせて買ったばかりの洗濯を一度もした事のないタオルを持たせる母親がいました。

子供は遠足から帰ってくると 毎回 靴擦れで足にけがをしていました。

しかし、この母親はそれを知っていてもずっと続けます。

子供が小学校の高学年になって母親に、

「遠足の時はもう靴擦れをしたくないから履き古したいつもの靴を履いて行く。タオルは一度も洗っていない新品のタオルは吸水性がとても悪いから洗っているタオルを持って行く。」

と言うと母親は顔を真っ赤にして怒り始めました。

「あなたの事を考えて、あなたの為にお母さんが新しい靴や新しいタオルを用意しているのに何が気に食わないの。私ほど子供思いま母親はいない。」

と言って新しい靴を履かせて新しいタオルを持って行かせるのです。


時は流れて、


この母親は老人になりました。

配偶者を老人施設に預けています。

面会に行きたくないと蔭では言っているのに面会に行くとにこやかに笑いながら配偶者の世話をします。

初夏のある日、配偶者は冬用のパジャマを着ていました。

すると、夏用のパジャマを着せようとするのです。

配偶者は冬用のパジャマを着てこれで丁度良いと言うのに。

一緒に行った息子もパジャマは5セット有ってそれを選んで着ているのだろうと言うのに、

「それは違う。お父さんは我慢をしている。夏用のパジャマに全て変えなければいけない。私はお父さんの事を本当に良く思っている素晴らしい妻だ。」

と言って、小学校の時の遠足と同じで全く人の言う事を聞かないのです。

お分かりだと思いますが、他人に、「初夏なのに冬用のパジャマを着せている」と言われたり思われたりするのが怖いのです。

対人緊張症の人は 本来 大切にしなければいけない家族などよりも自分を変に思ったり嫌ったりする可能性の高い他人に気を使います。

父親のパジャマを夏用に無理やり変えさせた後、父親は毛布を両肩までしっかりと被りました。


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心理療法ハッピーライフ 矢野裕洋 記載
 


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