社交不安障害(対人緊張症)の人たちの多くが自分がおかしいと思わない理由。社交不安障害(対人緊張症)の家族をお持ちの方々へ
社交不安障害(対人緊張症)のご家族の方々は、おそらく、口が酸っぱくなるほど、対人緊張をして赤面や吃音、体が震える等をしても大した事ではない、恐れる事ではない、というように言われて来たと思います。
しかし、多くの社交不安障害(対人緊張症)の人たちは全く受け入れません。
実際に、人前で緊張して、症状が出たならば、社交不安障害(対人緊張症)の本人はとても強い恐怖を感じますから、家族の言う言葉など全く受け入れられません。
逆に、自分を騙そうとしている企てを家族全員で行っていると被害妄想を持つ人まで居ます。
しかし、私の育った昭和の時代の社交不安障害(対人緊張症)の人たちは、具体的な治し方は分からなくても、自分が人前で緊張して怖がるのは自分自身の心が弱いからだ。もっと心を鍛えて社交不安障害(対人緊張症)を克服しなければいけない、と考えている人たちがほとんどだったと思います。
しかし、今は、私が育った昭和の時代ではありません。
今は、或る意味、とても優しい時代になりました(注、見掛けの優しさだけで本当の優しい時代ではありません)。
今は、社交不安障害(対人緊張症)の人たちにとても優しい時代ですから、心療内科や精神科などの医師は病気だから仕方がないと甘い言葉を掛けてくれます。
学校の先生も、私が育った時代と違って社交不安障害(対人緊張症)の人たちの不登校を優しく許してくれます。
私が育った昭和の時代と今と比べてどちらが良いとは言えませんが、一つ、重要な事は、見掛けは優しいけれども本当の優しい時代ではありませんから、本人を甘やかすだけで家族や本人の苦しみは一生続きます。
当たり前ですが、医師や学校の先生は優しく接してくれますが、責任は絶対に取ってくれません。
自己責任、家族責任です。
医師や学校の人たち等に甘やかされて、社交不安障害(対人緊張症)を治そうとしない家族を持つと家族はとても辛い現実のままです。
医師は診察をしている時だけの関わりです。
不登校を優しく許してくれた学校の先生は学校が終わったら、無関係の人になります。
家族は本人が社交不安障害(対人緊張症)を治してくれるか、亡くなるか、まで、辛い現実が続くでしょう。
今の多くの社交不安障害(対人緊張症)の人たちは、自分で治さなければいけないという事に気付いていないのです。
さて、社交不安障害(対人緊張症)の人たちの多くが自分がおかしいと思わない側面的な理由を先に書きましたが、
何故、社交不安障害(対人緊張症)の人たちの多くが自分がおかしいと思わないのかの最も大きな理由は、小さい頃のまま、昔のまま、同じだからだと思われます。
社交不安障害(対人緊張症)の人たちの対人緊張に限っては、小さな頃と同じまま大人に成っているのです。
前回のブログで書きましたが、全ての人の小さな頃は、恥ずかしいは怖いと同じ意味と言っても良いほど、恥ずかしいを怖いと感じます。
しかし、社交不安障害(対人緊張症)ではない人たちは、成長と共に、恥ずかしいはカッコ悪い、みっともないけれども怖いとは全く違うという感情に変わっています。
社交不安障害(対人緊張症)の人たちの恥ずかしいは小さな子供の頃と同じ怖いですが、小さな頃のまま、昔のままで、変わっていませんから。
また、他の人たちは心が成長すると恥ずかしいは怖いではなくなるという事を知りませんから。
自分は何一つ間違っていない、おかしくない。
そして、どうも自分は社交不安障害という病気にいつの間にか掛かってしまった不幸な人なんだ。
という感じになっています。
家族の言葉を受け入れない社交不安障害(対人緊張症)の人たちの心はこんな感じになっていると思われます。
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詳しくは、2021年11月21日のブログをご覧ください。
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