立春。
この季節になるといつも身体のチューニングが狂うよしざるです。
さて、みなさまはアオリイカという烏賊をご存じでしょうか。
俺はこいつが大好きなんです。
甘いうえになんか花のような香りがして、とても美味しいから。
これがアオリイカだ
市場での鮮魚卸価格はキロ5000円位なので、上記のアオリだと10,000円以上はするかな。さすがは女王様といったところです。
このイカの女王様の釣り方のひとつが「エギング」で、手軽さから近頃大流行しているらしいのです。
生エサを使わないので女子にも人気と聞きますが、要はイカの好物の鯵のような形をした疑似餌をピョコピョコ躍らせて、イカが抱いたところを引っかけるという釣り方です。
抱いたところをひっかける、のくだりが男子が夢中になる理由かと思ったけれどそれは順序が逆ですよね。ふつうはひっかけてから抱くものです。
いや、女子からすると抱いたところを引っかけるが正しいのか・・。
何だかよくわからくなってきましたが、そのエギはダイソー100均でも売っているそうな。
エギングとは
春になると大型のイカが漁港にも入ってくるというので、俺も挑戦してみました。
なにしろ100円が10,000円に化けるんだから、ものすごく高リターンじゃないですか。
で、何回か試したみましが全然釣れない。
まーーったく釣れない。
釣れない上にエギが根掛かりしてどんどん無くなってしまい、財布がとても痛い。
沖縄の海は遠浅だし、底がサンゴ礁なのでエギを沈めるとすぐにひっかかってしまうのですよ。
にもかかわらず、イカは底のほうにいるらしいし・・。
だったらどうすればよいのか。
それは聞き込みと創意工夫しかないでしょう。
1 まずは聞き込み
奥武島に住む友人のイカ漁師Kさんに聞いたところによると、
・ イカは魚の脂の匂いが好き
・ エギが泳ぐ姿勢の角度が重要
とのことであった。
2 そして創意工夫
・ 現場で冷凍サンマの脂をエギに塗りつける
・ オモリに穴をあけて計量化することによって姿勢を改善しつつ、ゆ~っくり沈ませて浅瀬に対応する
うむ。
では、やってみましょう。
とりあえずいつものダイソーへ行き、ドリルのビットとマニキュアを購入。計200円なり。
いろいろやってみた結果、ドリルは3㎜ビット・穴は2つがベストな感じだ
塩分3.5%の食塩水(海水と同じ)をタッパーに張り、泳ぐ姿勢を確認しながら漁師さんの言う40度~45度になるように、糸オモリを針のあたりにグルグル巻いて調整する。
つぎはサンマ脂を塗りつける部分に、ざらついたアワビシートを貼りつけて透明マニキュアで縁を補強する。
マニキュア系は娘にやらせてみた
サンマをジャスコで購入して、
よ~し、海に行って実験してみましょよう!
ぴょこ・ぴょこ・ぴょこ・・・・・ズシッ。
女王きたーーーー!!
沖縄いちボロいトッポ号に畏れ多くも女王様が!
全長1メートルのモンスターがいきなり釣れてしまいました。
これでしばらくは高級イカを買わずに済みます。
食い物を自然界からぶんどってくる行為は、なんといっても快感ですね。
マニキュア担当者もご満悦の様子
サンマの脂を塗りつけたアワビシートがイカにガジガジと齧られていました。
作戦大成功だぁ!