こうも暑いと食事は淡白な味付けがよろしいですね。
白身の刺身と蕎麦と豆腐をこよなく愛するよしざるは3ヶ月前に嗅覚を失ってからというもの、ずーっとノイローゼ状態でした。
でもなんとか克服できそうなんです。
ここんところケチャップとかウスターソースが猛烈に美味しくなってきたのですよ。
これまで、お好み焼きで飯を食う関西人なんかとは一生お友達になれないと思っていたのだけれど、
今ではもう、たこ焼き(マヨネーズ入り)とご飯の組み合わせなんかが俺のベストフードになってますもの。
ベトベトした甘味がたまらなくおいしいんです。
っていうかそれ以外の味がよくわかんないんですけどね。
マヨネーズご飯みたいな、そんなものが味覚の克服と呼べるものかどうかどうかはわからんし、20年前にズボラな飯を食っていたところを友人の岡星に咎められてようやくここまできたというのに、また振り出しに戻ってしまっって申し訳ない気持ちもあるのだが、しかしまあ「食」に対する興味だけは戻ってきたので今のところは許してほしいです。
で、リハビリにNHKの「きょうの料理」を観ています。
50年以上続いているこの料理番組はけっこうレベルが高くて土井先生はもちろん素敵なんですけど、平野レミの自由すぎる料理がなかなか良いのですね。
なんせ、番組の20分間で料理が出来上がらなくて生煮えになってしまい、試食のときに「これはまずいねぇ」とか平気で言うし。
視聴者に対して「できないならできないで別にかまわないから」とかふつうに言うし。
かとおもうと料理が早くできすぎて時間が余ってしまい、鍋洗いとか余計なことで時間つぶしをしたりするんです。
NHKという公共の電波の海をこれほど自由に泳ぐ女性を俺はほかに知らないです。
自由なレミの様子はこちらで
また、徹子の部屋での会話では、
徹子 「お父様が亡くなられたとかで……」
レミ 「そうそうそう、そうなのよーお父さん死んじゃったの、灰になっちゃったんだけど、アタシ料理家じゃない?で、どんな味がするのか少し舐めてみたのよ~」
徹子 「……」
とか
「知ってた? 女子が思っているほど、男は肉ジャガが好きじゃないのよ~」
なんていうのも彼女の名言らしいですよ。
レミの息子(ミュージシャン)がツイッターのフォロワー数で負けた、といって嘆いているそうですが、徹子をだまらせるような主婦に敵うものなんてこの世にはおりませんや。
一方、男の料理となるとグラハムカーの「世界の料理ショー」にとどめをさすかなぁ・・。
老後、これのDVDボックスを観ながらヨダレをたらしつつあの世へいけたら理想的です。
おいスティーブ、コショウが足りないよ
秋の味覚のシーズンまでには嗅覚を戻しとかなきゃね
がんばろっと。
うまいもの見つけたら報告します~。