コロナショックで日経平均・ダウ・ベトナム指数が暴落し、一時は茫然自失となっていたよしざるは、例によって酒の力を借りて失神し、全てをなかったことにすることができました。(白目)
テレビをつけるとどの局もおっかないことばかり言っているけど、すっかり気分が晴れたよしざるには馬耳東風のどこ吹く風、このところはせっせと山にでかけていました。
友人たちが山に行きたいと言うので、せっかくだから厳冬期のテント泊も経験しとかなきゃと、寝袋やテントを引っ張り出して、奥多摩の河原のキャンプ場へレッツゴー。
オープンカーと山道具。それは悪趣味な組み合わせ
標高の高い多摩川上流は昼間でも肌寒かった
テント泊は俺一人、皆はバンガローに泊まる。
夜になると、寒さが一層堪え、一気に氷点下8度、地面からの冷気もひどく、凍えて朝まで眠れず。
寝返りを打つこと3,000回、冬の夜の長さを思い知ることになった。
朝テントから出ると、フライシートがバリバリに凍っていた。
テント内では寝袋が外気温との差の夜露で、べちゃべちゃに濡れており、羽毛が潰れてしまっていた。
これでは寝られないはずだ。いや、眠ったら死んでしまったかもしれない。
いい経験になったので、ここは防災の備えも考慮して、緊急対策をすることにしよう。
対策1 寝袋の中にシーツを入れる
欧米人がドミトリーでよく使う封筒型シーツの導入、これでプラス5度は暖かくなる。
素材はぜひともシルクにしたい。
俺は寝るときのシルクの肌触りが大好きなので、寝具はバンコクに行くときにシルクの生地を仕立ててもらっている。
1メートルあたり400円位なので、ニトリで買うより安くつく。
だからといって山ん中でパジャマを着てふらついていたら、それは阿呆か気狂いなわけで、せめてシーツ素地くらいはシルクにこだわりたい。
ユザワヤでシルク生地を求め、ミシンでがーーっと封筒型に縫ってインナーシーツを作った。(家人が)
対策2 マットを重ねて地面からの冷気をシャットアウト
これは物理的にマットを増やすだけ。
銀シートとサーマレストのマットをもう一つ購入。
対策3 シュラフカバー
これが一番重要。俺のシュラフのリミットはマイナス10度までいけるはずだが、羽毛が濡れてしまっては空間が潰れて保温が効かない。
自分の身体の発する水蒸気を逃してくれて、冬の窓のように結露するテントの水滴からシュラフを守ってくれる素材は無いか。
水蒸気を逃し、水は通さない、という防水透湿といえばゴアテックスが一般的だが、あれでできたカバーはシュラフ本体がもう一個買えるほどに高価で、しかも1kgくらいするからいやなのだ。
もう若くないので、登山する時の重量は出来るだけ軽くしたい。
ある日、テレビでボーッと中国人がコロナウイルスを消毒している映像を見ていて思いついた。
化学防護服や建築用資材に使われるタイベックいけるじゃん?
タイベックならゴアテックス並みの防水・透湿素材だし、軽量で、ものすごく安価。
早速、ミシンで袋縫いにしてシュラフカバーをがーーーっと縫う。(家人が)
現場仕事の人が仮眠用に作った何かみたいな・・・
まあ、裏返しにして使えばいいんじゃないだろうか。
というわけで、実証実験は、日光の麓の河原にレッツゴー。
キャンプ場は相変わらずスノーピークとドッペルギャンガーの豪壮なテントでいっぱいだ。
煙突を出して暖炉を焚いているテントもある。
そんな中、俺の使うのはエスパースのカッコ悪い緑色の山岳テント。
浮いているけど、まあいいか。
外気温マイナス5度、強風の中でもぐっすり眠れました!
ネックウォーマーとホカロンがぬっくぬくでいい仕事をしております。
タイベックのカバーも効果抜群、シュラフはふかふかです。
インナーのシルクもサラサラで心地良い。
うれしくなった俺は、冬キャンプをしてきたよと、これらの写真を職場の子にLINEで送ったら
「一体何をしているのですか?」と返信されました。
こういうのをキャンプというのでは?
俺は登山からキャンプに入ったので、昨今の豪華なキャンプブームの人たちとは装備がまるで違うのです。
暖炉なければタープも無い、木のテーブルも、椅子もない、張っているのは薄くて軽くて飛んでしまいそうなテント。
でもね、衣食住を自分で背負って山を縦走できる、という範囲内で装備の大きさと重量を考え、ギアを取捨選択し、無ければ自分で作るのもキャンプの醍醐味なわけですよ。。
まあ、自分が家族とぬくぬくキャンプしてて、ふと隣を見たとき、アマガエルみたいなテントの中で、建築資材にくるまって震えているおじさんがいたら、これは相当不愉快。
気を付けます、次からは深い森か山の上で張ることに致します。
近頃はソロキャンプ専用サイトというのもあるらしいからな。
サンキュー、ヒロシ。
、
テレビをつけるとどの局もおっかないことばかり言っているけど、すっかり気分が晴れたよしざるには馬耳東風のどこ吹く風、このところはせっせと山にでかけていました。
友人たちが山に行きたいと言うので、せっかくだから厳冬期のテント泊も経験しとかなきゃと、寝袋やテントを引っ張り出して、奥多摩の河原のキャンプ場へレッツゴー。
オープンカーと山道具。それは悪趣味な組み合わせ
標高の高い多摩川上流は昼間でも肌寒かった
テント泊は俺一人、皆はバンガローに泊まる。
夜になると、寒さが一層堪え、一気に氷点下8度、地面からの冷気もひどく、凍えて朝まで眠れず。
寝返りを打つこと3,000回、冬の夜の長さを思い知ることになった。
朝テントから出ると、フライシートがバリバリに凍っていた。
テント内では寝袋が外気温との差の夜露で、べちゃべちゃに濡れており、羽毛が潰れてしまっていた。
これでは寝られないはずだ。いや、眠ったら死んでしまったかもしれない。
いい経験になったので、ここは防災の備えも考慮して、緊急対策をすることにしよう。
対策1 寝袋の中にシーツを入れる
欧米人がドミトリーでよく使う封筒型シーツの導入、これでプラス5度は暖かくなる。
素材はぜひともシルクにしたい。
俺は寝るときのシルクの肌触りが大好きなので、寝具はバンコクに行くときにシルクの生地を仕立ててもらっている。
1メートルあたり400円位なので、ニトリで買うより安くつく。
だからといって山ん中でパジャマを着てふらついていたら、それは阿呆か気狂いなわけで、せめてシーツ素地くらいはシルクにこだわりたい。
ユザワヤでシルク生地を求め、ミシンでがーーっと封筒型に縫ってインナーシーツを作った。(家人が)
対策2 マットを重ねて地面からの冷気をシャットアウト
これは物理的にマットを増やすだけ。
銀シートとサーマレストのマットをもう一つ購入。
対策3 シュラフカバー
これが一番重要。俺のシュラフのリミットはマイナス10度までいけるはずだが、羽毛が濡れてしまっては空間が潰れて保温が効かない。
自分の身体の発する水蒸気を逃してくれて、冬の窓のように結露するテントの水滴からシュラフを守ってくれる素材は無いか。
水蒸気を逃し、水は通さない、という防水透湿といえばゴアテックスが一般的だが、あれでできたカバーはシュラフ本体がもう一個買えるほどに高価で、しかも1kgくらいするからいやなのだ。
もう若くないので、登山する時の重量は出来るだけ軽くしたい。
ある日、テレビでボーッと中国人がコロナウイルスを消毒している映像を見ていて思いついた。
化学防護服や建築用資材に使われるタイベックいけるじゃん?
タイベックならゴアテックス並みの防水・透湿素材だし、軽量で、ものすごく安価。
早速、ミシンで袋縫いにしてシュラフカバーをがーーーっと縫う。(家人が)
現場仕事の人が仮眠用に作った何かみたいな・・・
まあ、裏返しにして使えばいいんじゃないだろうか。
というわけで、実証実験は、日光の麓の河原にレッツゴー。
キャンプ場は相変わらずスノーピークとドッペルギャンガーの豪壮なテントでいっぱいだ。
煙突を出して暖炉を焚いているテントもある。
そんな中、俺の使うのはエスパースのカッコ悪い緑色の山岳テント。
浮いているけど、まあいいか。
外気温マイナス5度、強風の中でもぐっすり眠れました!
ネックウォーマーとホカロンがぬっくぬくでいい仕事をしております。
タイベックのカバーも効果抜群、シュラフはふかふかです。
インナーのシルクもサラサラで心地良い。
うれしくなった俺は、冬キャンプをしてきたよと、これらの写真を職場の子にLINEで送ったら
「一体何をしているのですか?」と返信されました。
こういうのをキャンプというのでは?
俺は登山からキャンプに入ったので、昨今の豪華なキャンプブームの人たちとは装備がまるで違うのです。
暖炉なければタープも無い、木のテーブルも、椅子もない、張っているのは薄くて軽くて飛んでしまいそうなテント。
でもね、衣食住を自分で背負って山を縦走できる、という範囲内で装備の大きさと重量を考え、ギアを取捨選択し、無ければ自分で作るのもキャンプの醍醐味なわけですよ。。
まあ、自分が家族とぬくぬくキャンプしてて、ふと隣を見たとき、アマガエルみたいなテントの中で、建築資材にくるまって震えているおじさんがいたら、これは相当不愉快。
気を付けます、次からは深い森か山の上で張ることに致します。
近頃はソロキャンプ専用サイトというのもあるらしいからな。
サンキュー、ヒロシ。
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