ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

出合い、ふれ合い、かかわり合い

2008-06-17 15:38:57 | 日記・エッセイ・コラム

6月17日は
弁慶と牛若丸が五条大橋で出合った日、
828年前の今日のことである。

出合いとは核融合のようなもの。
AとBの融合でとてつもないエネルギーが生じることもある。
その日、弁慶と出合わなかったらその後の義経の生涯は
異なったものであったかも---------------

小学2年生の学芸会で牛若丸をやった。
裏のおばちゃんに木刀を作ってもらい本番に臨んだが
大天狗が偉そうに座ったまま、ちっとも働かない。
ぼくは主役だというのに小天狗相手に忙しい。
とつぜん大天狗の頭を木刀で一撃、
おん年8才の大天狗は大声で泣き出し、急遽幕引きとなる。
ずっと後になって判ったことだが、担任のふみ先生は
大天狗の保護者に平謝りだったという。
57年もむかしのこと、
ガキのやったこととはいえ、相済まぬことでした。

さて、我が人生の中に核爆発ほどの出合いはあっただろうか。
「出合い ふれ合い かかわり合い」 を
モットーにしてきたつもりだが
汗顔の出合い、悔恨の出合いばかりが思い出されて
なんとも恥ずかしいかぎりである。

今も日々新しい出合いがあるが
はたして爆発を起こすほどの奇跡的な出合いは
このあと用意されているだろうか?

  夜盗とも月下を歩くひきがえる    やす