ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

新聞の朝

2009-10-10 10:37:42 | 日記・エッセイ・コラム

歌曲コンクール入賞の記事が昨日の朝刊に載り
友人知人から祝いの電話が鳴りつづけ
新聞の影響力をあらためて思い知らされた。

これが佳きことだから良いが
もしスキャンダラスなことであったら・・・・・・

インターネットの普及により
新聞の存続を危ぶむ声もあるが
毎朝、新聞をよむ習慣は残しておきたいと思う。

 明け方、新聞の投げ込まれる音で目が覚め
 手に取ったときの芳しい活字の匂い
 テーブルには一杯の熱いお茶が湯気をたて
 台所では早起きの女が玉子を焼いている

 障子にたゆたう柔らかな光り
 
これぞ日本の朝の文化!

この頃パソコンばかり使っているので
いざ、手紙を書こうとする段になると漢字が出てこない。
それも簡単な漢字が・・・・
間脳あたりに引っかかってちらちらするのを
想い出そうと頭を左右に振ってはいらいらしている。

むかし、祖父が声を出して新聞を読んでいた。
お経のように変なイントネーションをつけて・・・・・
囲炉裏には山羊の乳が沸いていて
あの変な音読こそ、ボケ防止になっていたのだ。

     一樹より色づき始め庭の秋