ポールポッツのCDを
山に住む友人が届けてくれた。
イングランド西部の港湾都市出身のテノール歌手。
16歳のとき、ホセ・カレーラス(世界三大テノール歌手)の
声に出会い その美しい歌声に強い影響をうける。
容姿からのコンプレックスによる
いろいろな紆余曲折の末、
2007年3月のオーデションで
トゥーランドの「誰も寝てはならぬ」を歌い
審査委員全員と会場を熱狂させた。
その日をさかいに携帯電話ショップの店員から一躍、
世界的歌手となる。
2008年4月には来日し二日間のコンサートは満員となった。
三大テノール歌手にはない透明感がその声にはあって
とても惹きつけられる。
偶然とはいえ、その2年後
やはりイギリスでスーザンボイルという歌手が出現した。
彼と似通った境遇と誕生劇、
繰りかえし繰りかえし、その歌を聴きながら
〈 人生捨てたもんじゃない 〉 ということを
つくづく教えられる。
今夜はオージービーフのステーキを焼く。
和牛霜降りのぶよぶよした肉はいや!
噛むほどに味わいが滲みだしてくるのが本来の牛肉。
ニンニクとシャンピニオンを付け合せに
ソースはバター・醤油・ワイン少々のシンプルなもの。