小さな田舎町にも
いよいよ年が迫り
辺りがにぎやいできた。
ありがたいことに
普段ご無沙汰している友人たちが訪ねてくれる。
蟄居のような暮らしぶりへ
顔見せてくれる友がいるのはやはりうれしいもの。
巷の様子をあれこれ聞かされ
少しは元気をもらったような気がする。
その上
一年のお守りやコーヒー豆や新鮮な卵など
差し入れにそれぞれの個性があっておもしろい。
手ぶらでは帰せないので
山陰から届いたばかりのカレイをさしあげる。
3月に起きた未曾有の大災害は
いまだに整理がつけられず
日本中が暗雲に覆われている。
年が明ければ解決できるような生易しいものでなく
これから幾年も幾十年も
その後遺症に悩まされつづけることだろう。
経済至上主義の価値観から
生活スタイルを変えていくことが
個々人に望まれることだろう。
価値観への歴史的大変革期を迎えたといえる。
なにはともあれ
皆様にとって明るい年でありますように祈念します。
見捨てられしや青空に烏瓜