県芸術祭文芸賞審査会に出席した。
会場は宇都宮市内のニューみくら会館。
全体会議の後
創作・詩・短歌・俳句・川柳が
それぞれの部門に分かれて10時半より審査開始。
我々詩部門は5名の審査員。
侃々がくがく約2時間の協議の末
25名(50篇)の作品の中から上位7名を
選出し入賞作品とする。
特に魅かれるほどの作品がない中で
一編だけ私の感性を捉えた作品があった。
まるで抽象絵画を見せつけられたような
衝撃的な作品。
総て作品は無記名式なので作者は判らないが
私一人が強く推して奨励賞となった。
(あまり評価しない審査員も居たが・・・)
当然のことながら
審査員それぞれの感性が違うので
五名の評価を纏めるのはなかなか容易ではない。
審査終了後
事務局から作者名が明かされ
18歳の少女であることが判った。
ほら、ごらん、強く推してよかった!
将来が楽しみ。
夜になって初めて虫の声を聞く。
秋はもうすぐ。
みんみんの一樹揺るがし暇乞ひ