年賀状を書く。
今年もたくさんの友人知人が亡くなった。
住所録に赤い棒線が増える。
ようやくこの歳になって
一期一会の真髄が解ってくる。
それにしても
亡くなった人たちは何処にいるのだろうか。
一切無だなんてことはとても考えられない。
きっと何処かに生きているはず。
そこは私たちのすぐ隣りの四次元の世界か
あるいは五次元の世界か・・・
それとも遥か遠くの
明るく賑わっているあの銀河の何処か・・・・
この地上に人類が現われて以来、
霊魂の数は天文学的数字になるだろうが、
肉体から抜け出た霊魂に
質量は無いから
どんなに密集しても飽和状態になることはない。
中有の世界で
自由自在に飛び回っているにちがいない。
それがたまたま結界を越えて
私たち生者の夢の中にとびこんでくるのだ。
何かのメッセージを携えて
あるいは ただ懐かしさのあまりに・・・・。