焼いた魚のあらを細かくほぐして
ドウダンツツジの藪に置いてやる。
しばらくすると一羽の尾長がやってきて
するどい声を発し仲間を呼ぶ。
たちまち何処からともなく一群が降りてきて
藪の中が賑わう。
枝が密集して
カラスや猫たちが入り込めないので安心。
ガラス戸越しに観察しているが
彼らも気付いてわたしを観察している。
少しでもわたしが動けばするどい叫びを発し
群れは一斉に空へ・・・・
同人詩誌の記念号が仕上がった。
自分の作品が活字になるのは
幾つになっても嬉しいもの。
華々しく発刊しても
3号で終わりという同人誌が多い中で
60号は立派なことで
やはり主宰の努力によるものであろう。
ひと刷けの墨絵のごとし春の雪