深夜、
枕元の闇に手を伸ばしラジオを点ける。
コンチネンタルタンゴの旋律が
遥か彼方に行ってしまった想い出を引寄せ
あの日の言葉や風の香りや
街角の風景が懐かしくよみがえってくる。
人生の中に音楽があり
音楽の中に人生があり。
「君は演歌を聞きますか?」
黙っていると
「聞かない方がいい、ああいう顔になってしまうから」
-------- 一理ある。
趣味や好みは人の顔を作り
力士は力士らしい顔になり
うなぎ屋はどこか鰻に似た顔になる。
孟母三遷の謂われにも底通して。
ゆくときは箒星の背に乗りて
深夜、
枕元の闇に手を伸ばしラジオを点ける。
コンチネンタルタンゴの旋律が
遥か彼方に行ってしまった想い出を引寄せ
あの日の言葉や風の香りや
街角の風景が懐かしくよみがえってくる。
人生の中に音楽があり
音楽の中に人生があり。
「君は演歌を聞きますか?」
黙っていると
「聞かない方がいい、ああいう顔になってしまうから」
-------- 一理ある。
趣味や好みは人の顔を作り
力士は力士らしい顔になり
うなぎ屋はどこか鰻に似た顔になる。
孟母三遷の謂われにも底通して。
ゆくときは箒星の背に乗りて