ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

火恋し

2014-11-05 17:00:16 | 日記・エッセイ・コラム
11月に入ったとたん寒くなった。

アラジンのストーブを抱え
送られてきた詩集などに眼を通す。

姫ロクサーヌもストーブが好き。
足元に割り込んでくる。

「火恋し」という言葉があるが
この時季になると
赤々と燃える炎が無性に恋しく
暖炉やストーブの火にこころ和む。

炎に安ど感を覚えるのは
原始時代の記憶が残っているから。

猫も亦 
人類との暮らしに永く属していたので
他の野生と異なり火が好きなのだ。

殊に枯れた草木を燃やす焚火が好き! 
焚火は背中まで暖かくなるし
なんといってもその匂いがいい。
草木の焦げる匂いには
なにかしら豊かな心もちになってくる。
ダイオキシンを発生させるからと
野外での焚火が制限されているのは寂しいことだ。


     ガラス戸にゆらめく日影冬に入る