ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

落語

2015-06-04 10:03:00 | 日記・エッセイ・コラム
このごろ寝ながら落語を聴いている。

「名人落語寄席」
古典から現代落語まで十名ほどの噺家のCD。

中でも古今亭志ん生と三遊亭円生の話は見事だ。

生ではなくCDなので細やかな所作動作を見ることはできないが
それでも巧みな話芸からその様子は充分に想像できる。

笑いにはほっと癒される笑いと 
ぐったり疲れてしまう笑いとがある。

この頃お茶の間を騒がせているお笑い芸人たちの
下品な笑いとはちがって
落語の根底には上質なセンスが光る。

  笑いは百薬の長 笑う角に福来る

しかし馬鹿笑いはいけない。
やたら手を叩いては大笑いしているが
当人には気づいていなくとも
表情がほんとうに馬鹿に見えてくる。

次の世は 
しあわせを売る噺家になろうかとも思い巡らせている。

      
       尺取虫大河を前に立ち上がる