『ありがとう!マリンバ・ポニーズ』
二年前のある感動が今も時々蘇えっては
胸の奥がきゅんきゅんしてくる。
それはマリンバ・ポニーズとの出逢いである。
四歳から十二歳,子供だけのマリンバアンサンブル。
曲目はクラシックからジャズ・ラテンまで幅広く、
そのリズム感は見事なもので、
アンコールには地元八木節まで演奏してくれた。
こんなに小さな子供たちが、
どうやってこれほどの演奏が出来るのだろうと
不思議でならなかった。
「音楽は身体と心で演奏します!」と、
四歳の理沙ちゃんが先生の質問に、
はきはき答えていた。
まるで天使のよう!
背中に羽を付けてやったら、
ほんとうに飛んでいってしまいそうな子供たち。
一流ミュージシャンのコンサートや素敵な音楽会を
沢山観てきたが、
これほど感動したことはない。
音楽会でこんなに涙を流した事はなかった。
あとからあとから涙が流れて止まらない。
演奏が終了し、
子供たちが舞台の袖(たぶん保護者のところ)に
駆けていく様子のなんと可愛いこと。
僕の中に沈殿していた汚れやアクが、
涙とともに流れ出て清められていくような心境になった。
これは僕だけではなく、
会場にいた総ての人たちが感じていたと思う。
無垢で純真な一途は、周りの人たちを幸せにしてくれる。
感動は理屈でないことをあらためて教えられました。
「マリンバ・ポニーズ」・・・〈子供の世界に愛と夢を〉の理念で27年前に結成された。四歳から12歳までの児童10名ほどで構成されたマリンバアンサンブル。演奏中は指揮者と楽譜を用いず、子供たち各自がそれぞれリズムをとって演奏する。カーネギーホール・ショパン音楽院・リスト音楽院・国立劇場・東京芸術劇場その他国内、海外で年間50回以上の演奏活動している。さらに数々の賞を受賞しており、世界中の人たちに広く愛されている。主宰の小川雅弘氏には、その理念と指導性が高く評価され国際育児賞が授与された。
事情があって現在、演奏活動されていないようだが是非また出逢いたいと願っている。
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