ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

痩せ我慢

2014-01-07 13:16:26 | 日記・エッセイ・コラム

悲しくとも苦しくともほほ笑んでいる。
欲しくとも欲しがらない。
大声で叫びたくとも叫ばない。

ダンデイズムとは謂わば痩せ我慢のこと。

これらダンデイズムは昭和の中ごろまでは
身近に存在していた。
社長も役人も商人も皆正直で懸命であった。
そのダンデイズムが現在の日本の繁栄を築き上げた。

お陰さまで
私たちは世界でも屈指の豊かさを享受している。

ところが欲をかき過ぎた日本はいつの間にか
バブルと共にダンデイズムも崩壊させてしまった。
政官財の金銭絡みの不祥事は後を絶たず
老舗名店までが暖簾を汚し
平成のみ世 
ダンデイズムを失くした輩たちが
あちらこちら犇めいている。

武士は食わねど高楊枝・・・・・
この痩せ我慢の精神をもういちど。

  向うからこっち見てゐる初鏡


一年の計は元旦に

2014-01-04 16:27:59 | 日記・エッセイ・コラム

一年の計は元旦にあり。

毎年元旦を迎える度それなりの誓いを立てる。
だが結果はニワトリと同じ。
三日も経つとすっかり忘れてしまう。

苦痛が消えてしまうとそのときの誓いも
一緒に消えてしまうという 

都合のよい神頼みのようなもの。

七十年同じことの繰り返しで
ちっとも成長していない。

それでもなお新年を迎えると懲りもせず
誓いを立てるのは
未だ向上心が健在なのだろうか。
まだなんとかなるという欲望の火が
残っている証だろうか。

『矍鑠』という言葉がある。
「矍」とは目をキョロキョロさせ素早く反応する様子。
「鑠」とは生き生きと輝く様子。
..............理想的な老人像である。

 神官と世間話を破魔矢受く


闊歩

2014-01-03 18:13:05 | 日記・エッセイ・コラム

妹が日帰りで帰省した。
大したお喋りもできないうちに日が暮れ
早めの夕食をとり宇都宮駅まで送る。

次に会えるのは多分一年後か・・・・・
こうやって時間は光速で流れ
一期一会の境地が真っしぐらに迫ってくる。

大晦日に
友人の料理屋から取り寄せたおせち料理が
本日ようやく食べ終わった。
まるで贅沢な修行のようでもあり
いささか食べ疲れ。
(三分の一ほどは近所におすそ分けしたのだが)

夕食は四日ぶりの白いご飯。
懐かしく漬物が旨い!

今年は足を鍛えて
もっと自在に闊歩できるようにしたい。

  空和みひとら和みて三が日


謹賀新年

2014-01-02 13:22:35 | 日記・エッセイ・コラム

       朝もや

   パカラ パカラ パカラ
   馬が一頭駈けてくる
   パカラ パカラ パカラ
   馬場をひと回りして
   そのまま
   空へ駈けて行った

      明けましておめでとうございます。
      本年も宜しくご指南
       
お願い致します。

 初夢の中へ林檎のたわわ生る