1月6日からは「小寒」です!
寒さが増してくるころですね。
皆様、どうか冷やさないように養生なさってください。
人民中国さまより
小寒になると、南京っ子は普通「菜飯」という料理を食べる。チンゲンサイのような矮脚黄(地元特産の野菜)とスライスした塩漬け肉、ソーセージのスライスあるいはさいの目に切った板鴨(アヒルの塩漬け)の肉、刻み生姜、もち米といっしょに煮て作られたとても美味しい料理である。寒さに負けないよう南京の人々は地域独特のスポーツ、たとえば縄跳びや羽根けり、輪回し、闘鶏(脚闘士ともいう。片足を両手で抱え、互いにひざで押し合う遊び)などで体を鍛える。雪でも降れば、大喜びで雪合戦や雪だるまを作って遊ぶ。全身の血行がよくなり体がすぐに温まる。
伝統的に小寒の時季になると、漢方医や漢方薬売場ももっとも忙しくなる時である。冬に入ったころに作った栄養補給の漢方薬はほぼ使い切って、このころになると春節(旧正月)前後まで使えるように、漢方薬をもう少し補うという人がいるのである。
栄養補給といえば、昔から「三九厳冬の侯に補えば、来年は病痛なし」という言い方がある。
人々は春、夏、秋のほぼ一年の消耗で、臓腑の陰陽の気血が衰え始める。ほどよい栄養補給をすれば、気血津液を補い、厳寒の侵入を抑え、明くる年の病気を予防し、半分の労力で倍の養生効果をあげることができる。
小寒のときは、食と薬とを結びつけて、温の性質をもつ食物で体を暖めて栄養を補給する。よく使われる漢方薬は、朝鮮人参、黄芪、阿膠、冬虫夏草、何首烏、クコ、トウキなど。食によるとすれば、陰陽気血の偏りを見極め、食材の性質と結び付けて、豚肉、羊肉、タウナギ、スッポン、スルメイカ、アサリなどから選ぶ。ほかにもクルミの実、ナツメ、ゴマ、ヤマイモ、蓮の実、ユリ、クリなどがある。