10月8日は「寒露」です。
その名前の通り・・・
徐々に寒さを感じ始めることと思います。
人民中国さまより
寒露の時節は、白露より気温が低く、露が多くなり、気候は仲秋の涼しさからだんだん寒くなる。民間では「白露は身を露わにせず、寒露は脚を露わにせず」という。白露の節気を過ぎたら体が露出する服を避け、寒露が過ぎたら脚を冷やさぬようにと、人々に注意を与えることわざである。
寒露の節気と民俗
寒露の節気の中で重陽節は重要な民俗の節句である。重陽節はちょうど旧暦の9月9日で、『易経』の陰陽思想によれば、「九」は盛から衰に変わる数字で、すべての物事は極点に達すれば必ず逆に下って「一」へ戻る。これは衰退と不吉の象徴で、九九と重なれば一層大凶となる。そのため、重陽節の多くの風俗が厄払いを象徴する行事である。例えば高い場所に登ったり、菊花酒を飲んだり、茱萸を挿したり、重陽菓子を食べるなどがそれである。北京では、重陽節に高いところに登る習わしがもっとも盛んで、景山公園や八大処、香山などはうってつけの場所である。
寒露の養生
寒露前後は、空気が乾燥しているため、「秋燥(秋になると燥気が盛んで、肺を傷つけること)」になりやすい。そのため、中国では昔から秋燥に効き目のある飲食方法がある。それが「朝朝飲水、晩晩蜜湯」、つまり毎朝薄い食塩水を、毎晩蜂蜜水を飲むことである。これは、老衰を防ぐ一方、秋燥による便秘を防止するにもよい。「秋燥」のころは、唐辛子、山椒、ケイヒ、生姜、ネギ、お酒などの味が辛く、刺激性の強い食べ物はなるべく避ける。同時に、肺を潤す食物、例えばナシ、カキ、ミカン、バナナなどの果物や、ニンジン、トウガン、レンコン、シロキクラゲ、ヤマイモ、キノコ、昆布、海苔及び豆やその再加工食品をよく食べるとよい。このような食品は水分とビタミン、繊維を大量に含んでいるため、寒露の時に発生しやすい口・鼻・目の乾燥や肌の荒れ、便秘などの予防に役立つ。他にも、秋は下痢をしやすい季節でもあり、お腹の保温に気をつける。
寒露の養生
以前のブログには
もう少し詳細なものをご紹介していますので、
参考になさってください。
「寒露」