5月20日は二十四節気「小満」(しょうまん)です。
私の育った地域ではこの日にお祭りがあり、とても楽しみだった記憶があります。
小満は・・・
「万物が 次第に成長して、一定の大きさに達して来る頃」だそうで
今年も農作物が順調に育ちそうだとなれば・・・
それに感謝もするだろうし、ホッとするだろうし・・そんなお祭りだったのかもしれません。
いつものように二十四節気さまより
“斗指甲为小满,万物长于此少得盈满,麦至此方小满而未全熟,故名也。”这是说从小满开始,大麦、冬小麦等夏收作物已经结果,籽粒渐见饱满,但尚未成熟,所以叫小满。小满,太阳黄经为60度。它是一个表示物候变化的节气。所谓物候是指自然界的花草树木、飞禽走兽,按一定的季节时令活动,这种活动与气候变化息息 相关。因此,他们的各种活动便成了季节的标志,如植物的萌芽、发叶、开花、结果、叶黄、叶落、动物的蛰眠、复苏、始鸣、繁育、迁徙等,都是受气候变化制约的,人们把这些现象叫做物候。
我国是世界上最早研究物候学的国家,《诗经》记载:“四月秀罗、五月鸣蜩、八月剥枣、十月获稻”。西汉初期的《夏小正》是我国最早的物候专著,按一年十二个月的顺序分别记载了物候、气象、天象及重要的政事、农事活动,如农耕、养蚕、养马等。此后,《吕氏春秋》、《礼记》中都记载了有关物候的内容,并逐渐发展成一年二十四节气和七十二候。我国古代以五日为一后,三后为一节气。冬去春来,从小寒到谷雨这八个节气里共有二十四候,每一候都有一种花卉绽蕾开放,人们把花开时吹来的风叫做“花信风” (意思是带来开花音讯的风候)。于是便有了“二十四番花信风”之说法。为了准确形容,人们在二十四候每一候内开花的植物中,挑选一种花期最准确的植物为代表,将其称之为这一候的花信风。
二十四番的花信风是:小寒三候梅山仙(一候梅花、二候山茶、三候水仙);大寒三候瑞兰矾(一候瑞香、二候兰花、三候山帆);立春三候春桃望(一候迎春、二候樱桃、三候望春);雨水三候菜杏李(一候菜花、二候杏花、三候李花);惊蛰三候桃棣微(一候桃花、二候棣棠、三候蔷薇);春分三候海梨兰(一候海棠、二候梨花、三候木兰);清明三候桐麦柳(一候桐花、二候麦花、三候柳花);谷雨三候丹糜栋(一候牡丹花、二候酴糜花、三候栋花)。从中我们可知在一年的花信风中,梅花最先见,栋花最后开。经过二十四番花信风后,以立夏为起点的夏季便来临了。二十四番花信风不仅反映了花开与时令的自然现象,更重要的是可以利用这种现象来掌握农时、安排农事。在民间有许多反映物候的谚语,如:“桃花开、燕子来,准备谷种下田畈”。在此时节,我国大部分地区已经进入夏季,自然界的植物开始茂盛、丰腴,春作物也正值生长的旺盛期。南方地区平均气温一般高于22度以上,处处呈现的是夏日夏景。正可谓“梅子金黄杏子肥,榴花似火桃李坠,蜓立荷角作物旺,欣欣向荣见丰收”。
小满节气正值五月下旬,气温明显高,如若贪凉卧睡必将引发风湿症、湿性皮肤病等疾病。在小满节气的养生中,我们要特别提出“未病先防”的养生观点。就是在未病之前,做好各种预防工作,以防止疾病的发生。在未病先防的养生中仍然强调:天人相应的整体观和正气内存,邪不可干的病理观。中医学认为人体是一个有机的整体,人与外界环境也是息息相关的,并提出人类必须掌握自然规律,顺应自然界的变化,保持体内外环境的协调,才能达到防病保健的目的。中医学还认为疾病的发生,关系到正气与邪气两个方面的因素。邪气是导致疾病发生的重要条件,而人体的正气不足则是疾病发生的内在原因和根据,但不否定外界致病因素在特殊情况下的主导作用。因此,“治未病”应该从强机体的正气和防止病邪的侵害这两方面入手。
由于小满节气是皮肤病的高发期,按未病先防的养生观,我们重点讲讲“风疹” 的防治。《金匮要略·中风历节篇》说:“邪气中经,则身痒而瘾疹”。古代医家对此病早已有所认识。“风疹”的病因病机不外乎三点:一,湿郁肌肤,复感风热或风寒,与湿相博,郁于肌肤皮毛腠理之间而发病;二,由于肠胃积热,复感风邪,内不得疏泄,外不得透达,郁于皮毛腠理之间而来;三,与身体素质有关,吃鱼、虾、蟹等食物过敏导致脾胃不和,蕴湿生热,郁于肌肤发为本病。风疹可发生于身体的任何部位,发病迅速,皮肤上会突然出现大小不等的皮疹,或成块成片,或呈丘疹样,此起彼伏,疏密不一,并伴有皮肤异常瘙痒,随气候冷热而减轻或加剧。当我们了解了发病的机理后,就可以有的放矢地加以预防和治疗。
一般根据临床症状可分为三型:(一)风热证 其疹色红赤,痒甚,遇热加重,脉见浮数,此为感受风热之邪;(二)风湿证 皮疹色白或微红,兼有身重,脉见浮缓,身受风湿之邪郁于肌肤:(三)胃肠积热证 疹色红赤,兼见脘腹疼痛,大便秘结或泄泻,脉多见数风疹色红为热,腹痛便秘为腑气不通,胃肠积热之征。在治疗上应以疏风祛湿,清泻血热为原则。
饮食调养上对各种类似的皮肤病人,均宜以清爽清淡的素食为主,常吃具有清利湿热作用的食物,如赤小豆、薏苡仁、绿豆、冬瓜、丝瓜、黄瓜、黄花菜、水芹、荸荠、木耳、藕、胡萝卜、西红柿、西瓜、山药、蛇肉、鲫鱼、草鱼、鸭肉等;忌食高粱厚味,甘肥滋腻,生湿助湿的食物,如动物脂肪、海腥鱼类、酸涩辛辣、性属温热助火之品及油煎熏烤之物,如生葱、生蒜、生姜、芥末、胡椒、辣椒、茴香、桂皮、韭菜、茄子、蘑、海鱼、虾、蟹各种海鲜发物、牛、羊、狗、鹅肉类等。
日本語
「斗が甲を指すと、小満になり、万物はこの時になると少し充満し、麦はこの時になると小満となって完全に熟することなく、ゆえにこの名が付けられた」。これは小満から、オオムギ、冬まき小麦などの夏季収穫作物がすでに実を結び、種が次第にふっくらとしてくるが、まだ熟していないことを物語っており、ゆえに小満といわれている。小満になると、太陽の黄経は60度となる。これは生物の季節の変化を示す節気である。いわゆる生物の季節とは自然界の草花、樹木、鳥類、動物類が一定の季節によって活動し、このような活動が気候の変化と密接な関係があることを指す。そのため、そのさまざまな活動は季節の目印となり、例えば植物の芽がふく、葉が出る、花が咲く、実を結ぶ、葉が黄ばむ、葉が落ちる、動物の冬眠、よみがえる、鳴く、繁殖・育成、移動などは、いずれも気候の変化の制約を受けるものであり、人々はこれらの現象を生物の季節という。
中国は世界で最も早く生物の季節学を研究に取り組んだ国であり、『詩経』の記載によると、「4月になると植物が穂を出し、5月になるとセミが鳴き、8月になるとナツメが熟し、10になるとイネを収穫する」。前漢の初期の『夏小正』は中国の最古の生物季節についての専門書であり、1年12カ月の順序に基づいてそれぞれの生物の季節、気象、天象および重要なまつり事、農事活動、例えば農耕、養蚕、ウマの飼育などについて記載している。その後の『呂氏春秋』、『礼記』の中でも生物の季節に関する内容の記載があり、一年の二十四節気と七十二候へと次第に発展させている。中国の古代においては5日間を一后とし、3つの后を1つの節気とした。冬から春にかけて、小寒から穀雨までの8つの節気の中には合わせて二十四の候があり、どの候にも一種の草花の花が咲き、人々は花が咲く時に吹く風を「花信風」(花が咲く音信をたずさえてくる風という意味)といわれている。そこで「二十四番目の花信風」という言い方がある。正確を期するため、人々は二十四候のすべての候において花を咲かせる植物の中で、一種の花期が最も正確な植物を選んでそれを代表とし、それをこの候の花信風と呼んだ。
二十四番目の花信風は次のとおり。小寒の三候は梅山仙(一候には梅の花、二候にはツバキの花、三候にはスイセンの花)で、大寒の三候は瑞蘭礬(一候にはズイコウの花、二候にはランの花、三候にはソメシバの花)で、立春の三候は春桃望(一候にはオウバイの花、二候にはサクランボの花、三候にはハモクレンの花)で、雨水の三候は菜杏李(一候にはアブラナの花、二候にはアンズの花、三候にはスモモの花)で、惊蟄の三候は桃棣微(一候にはモモの花、二候には棣棠(ヤマブキ)の花、三候にはバラの花)で、春分の三候は海梨蘭(一候にはカイドウの花、二候にはナシの花、三候にはモクレンの花)で、清明の三候は桐麦柳(一候にはキリの花、二候にはムギの花、三候にはヤナギの花)で、穀雨の三候は丹糜棟(一候にはボタンの花、二候にはトキンイバラの花、三候にはセンダンの花)である。それを通じてわたしたちは1年の花信風の中で、梅の花が最も早く咲き、センダンの花が最後に咲くことを知ることができる。二十四番目の花信風を経てから、立夏を起点する夏季がやって来るのである。二十四番目の花信風は花が咲くことに季節の自然現象を反映したばかりでなく、さらに重要なのはこのような現象を利用して農事の時期をつかみ、農作業を配置したことである。民間には数多くの生物の季節を反映したことわざ、例えば 「モモの花が咲くと、ツバメが飛来し、穀物の種子を用意して田畑を耕す」というものがある。この季節になると、中国のほとんどの地域はすでに夏季に入り、自然界では植物が生い茂り、ふっくらして、春の作物もちょうど生長の旺盛期にある。南部地域の平均気温は一般にセ氏22度以上より高く、至る所で夏の気候と夏の景色を目にすることができる。「梅が金色になってアンズの実が豊かで、ザクロの花が火のようになって桃とすももがぶら下がり、トンボがハスの実の上にとまって作物が生い茂り、活気があふれて豊作を見るようである」と言える。
小満の節気はちょうど5月下旬であり、気温が目に見えて高くなり、涼しさをむさぼって横になるならばリューマチ、湿性の皮膚病などを誘発することになる。小満の節気の養生の中で、わたしたちは特には「病気にかからないうちに先に予防する」という養生の見解を打ち出している。これは病気にかからないうちに、さまざまな予防を的確におこない、病気の発生を防ぐことである。病気にかからないうちに先に予防する養生の中で、天と人間の互いに相対しあう全体観と正気が体内にあれば、邪気が侵入できないという病理観をやはり強調するものである。漢方医学は人体は有機的なトータルなものであり、人と外部の環境も密接な関係があるものであり、人類が自然の法則を把握し、自然界の変化に順応し、体と内外の環境の調和を保たせなければならないとし、こうしてこそ病気を予防して健康を保つ目的を達成することができると見ている。漢方医学はまた、疾病の発生は正気と邪気の2つの側面の要素とかかわりがあると見ている。邪気は病気の発生を招く重要な条件であり、そして人体の正気の不足が病気の発生の内因とよりどころであるが、外部の病気になる要素の特殊な状況の下での主導的役割を否定するものではない。そのため、「病気にかからないうちに治療する」ということは体の正気を増強し、病気におこされることを防ぐという2つの側面から始めるべきである。
小満の節気は皮膚病の高い発病期であるため、病気にかからないうちに先に予防する養生観に基づいて、わたしたちは「風疹」の予防と治療に重点的にふれてみたい。『金匱要略・中風歴節篇』には、「邪気が神経に入ると、体が痒くて習慣性の発疹になる」とある。古代の医学者はこの病気をとっくに知っていたのである。「風疹」の病気の原因はほかでもなく次の三点である。1、湿気が筋肉と皮膚に鬱積し、もう一度発熱あるいは冷え込んだりし、湿気との闘いの中で、筋肉と皮膚の間に鬱積して発病する。2、腸、胃に熱が蓄積するため、もう1度風邪を引き、内は疎通、排泄されておらず、外はしみとおってはおらず、皮下と筋肉の間に鬱積することによってそれに至る。3、体質と関係があり、魚、エビ、カニなどの食物を食べてアレルギーとなり、脾臓、胃に不和を招き、湿を蔵して熱を生み、筋肉と皮膚に鬱積して病気になる。風疹は体のいかなる部位にも生じるものであり、発症は急速に起こり、皮膚には突然大きさが一様ではない皮疹が現れることになり、一面に広がったり、丘疹のようになったりし、ひっきりなしに起こり、密度も一様でなく、皮膚には非常なかゆみを覚え、気候の寒さと暑さに従って軽減するか激化する。わたしたちが発病のメカニズムを知るならば、目的意識をもって予防と治療を行うことができる。
一般に臨床の症状に基づいて次の3つのパターンに分けられる。(一)発熱症 その発疹は色が赤くて、非常にかゆく、熱に遭うとひどくなり、脈の数から見て、これは発熱の邪気を感受するものであることが分かる。(二)リューマチ症 皮疹の色は白くてかすかに赤色を帯び、体がだるくなり、脈は遅くなり、リューマチの邪気を受けて筋肉と皮膚に鬱積していることが分かる。(三)胃腸の熱症 発疹は色が赤く、兼ねて胃、腹に痛みを覚え、便秘か下痢とは、脈の数も多く、風疹の色が赤いのは熱であり、腹痛、便秘は臟腑の気が通じないため、胃腸は発熱の症状を呈する。治療の面で風邪をすっきり治し湿気をなくし、血の熱の排出を原則とすべきである。
飲食による養生はさまざまな皮膚の患者にとって、いずれもあっさりした肉抜きの食事を主としなければならず、湿気、熱を取り除く作用のある食物、例えばアズキ、よくいにん、リョクトウ、トウガン、ヘチマ、キュウリ、ホンカンゾウ、セリ、クログワイ、クロキクラゲ、レンコン、ニンジン、トマト、スイカ、ヤマイモ、ヘビの身、フナ、ソウギョ、アヒルの身などをよく食べる。コウリャン、味の濃いもの、甘いもの、脂肪分の多いもの、滋養分の多いもの、脂っこいもの、生のもの、湿性のもの、湿気を助長するもの、例えば動物の脂肪、魚類、酸っぱいもの、渋いもの、辛いもの、性が温熱に属しのぼせを助長するもの、および油で炒めたもの、いぶしたもの、例えば生のネギ、ニンニク、ショウガ、からし粉、コショウ、トウガラシ、ういきょう、シナモン、ニラ、ナス、キノコ、海の魚、エビ、カニなどさまざまな海の幸、刺激性のある食べ物、牛、羊、イヌ、ガチョウの肉類などを食べるべきでない。