ハーブの雑学記

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徳島県唯一の村「佐那河内村」に在る『虎屋壺中庵』で初冬を味わう

2014年12月09日 | 美味しい料理とともに


この美しい村が徳島県で唯一の村 「佐那河内村」です

現、原村長さんは言われています

「本年で村制123年を数え、今日までどことも合併することなく、徳島県に残された唯一の村として頑張っております。標高1,019mの旭ヶ丸を南西に頂き、そこを水源とする園瀬川が東流し、 徳島市に至る、四方を山々に囲まれた一帯が佐那河内村です。
 江戸時代には、阿波の殿様、蜂須賀公への献上米として、棚田で佐那河内米が盛んに栽培されました。戦後は、温州みかんが多く生産され、現在では温州ミカン、スダチ、ももいちご、しいたけ、ネギ、キウイフルーツなどが栽培されています。本村は、古来より農業を基幹とした農山村として栄えてきました。
 
 どこまでも青い空、緑濃い山々、清らかな水、豊穣のこの村に生きることを誇りとし、先人が営々と築いてきたこの村の風土や産物を時代に活かし、全ての住民が夢と希望を持ち、安全で安 心して暮らせる日々を基本に考えております。」


失礼ながらこんな山深い里村に全国から 美食家が訪れる和食の名店があるから…と誘われて片道100kmの道のりを同行しました

目指すは初代吉兆の主人から可愛がられて流れを継ぐ 佐那河内村『虎屋壺中庵』

枯葉、紅葉かき混ぜた山道をひたすら走って ほんとにひっそりと佇んでいました




 

 薄日の差し込む風情のある庭

当日手に入った食材で 本日はお品書きなしです

 柿の膾

 木目の美しい膳と 季節に似合った京焼の箸置き「柿」 

 主の椀は蟹真蒸



 食べ終わつた後は感動的な蒔絵が

 刺身は鯛と烏賊て皿はヘラ跡の見事な織部に載って




 手ひねりの高台

 焼き物は太平洋の真魚鰹の西京焼き
敷かれた水菜に柚子の合せ酢 皿は白磁の象嵌かな





 煮物は銀杏豆腐 葛仕立て 蓋物に「福」

 蓋裏に「禄」


 見込みに「壽」


 阿波地鶏の炊き込みご飯


 香の物の下から「吉」


 さらっとした刷毛目に
水菓子は蓋にはそのまま実の付いた蜜柑ゼリー


 油滴天目に栗きんとん 中にさらっとした粒餡 抹茶

ゆっくり器も見たかったが それには知識が足りない 間違っていたらぜひ教えてください