久しぶりに東京に来ました。
原宿の再開発もかなり進んで、欅通りにマッチしたアパートメントが姿を見せ始めていました。
再開発といえば丸ビル辺りも殆んど完成に近いのでしょうか。大型クレーンがすっかり少なくなっておりました。
丸ビルの地下に入ると「明治屋」前通路に小冊子が置いてあって、しかもフリーペーパーです。
これがかなりスゴい。
表紙のパセリの写真もみずみずしく、今回特集のセリ科のハーブ達の写真や記事が文中びっしりです。
一時よりハーブ誌が少なくなっておりますので「只なのにすごーい」と思ってしまった訳です。
原宿の再開発もかなり進んで、欅通りにマッチしたアパートメントが姿を見せ始めていました。
再開発といえば丸ビル辺りも殆んど完成に近いのでしょうか。大型クレーンがすっかり少なくなっておりました。
丸ビルの地下に入ると「明治屋」前通路に小冊子が置いてあって、しかもフリーペーパーです。
これがかなりスゴい。
表紙のパセリの写真もみずみずしく、今回特集のセリ科のハーブ達の写真や記事が文中びっしりです。
一時よりハーブ誌が少なくなっておりますので「只なのにすごーい」と思ってしまった訳です。
10月29日から奈良の国立博物館で恒例の「正倉院展」が開かれます。ことしは第57回展でテーマは(囲碁)と(珍しいもの)とか。
7.8年前に(香り)をテーマにして展が開かれ、有名な香木“蘭奢侍ランジャタイ”の現物を見ました。
出所は多分ベトナムかタイ、のちに伽羅と称される香木。
今は正倉院に保護されているが最初の持ち主は奈良東大寺。過去にこの銘木に魅せられて足利義政・織田信長が東大寺から持ってこさせて一部を切り取らせたそうです。それから明治天皇も魅せられたひとりです。
寺院タイ時の権力者のタグマッチですね。
不思議な名前は持ち主だった東大寺が“蘭”に東を“奢”に大を、そして“侍”に寺を組み入れての命名と知りフェーッと思ってしまった。
香る木もいろいろあるけど、わが家の花嫁の木マートルも幹に触れるたび良い香りを放っています。
7.8年前に(香り)をテーマにして展が開かれ、有名な香木“蘭奢侍ランジャタイ”の現物を見ました。
出所は多分ベトナムかタイ、のちに伽羅と称される香木。
今は正倉院に保護されているが最初の持ち主は奈良東大寺。過去にこの銘木に魅せられて足利義政・織田信長が東大寺から持ってこさせて一部を切り取らせたそうです。それから明治天皇も魅せられたひとりです。
寺院タイ時の権力者のタグマッチですね。
不思議な名前は持ち主だった東大寺が“蘭”に東を“奢”に大を、そして“侍”に寺を組み入れての命名と知りフェーッと思ってしまった。
香る木もいろいろあるけど、わが家の花嫁の木マートルも幹に触れるたび良い香りを放っています。
こんぴら船々で有名な讃岐のこんぴらさんも先頃秋の大祭がありました。
参道の途中に五人百姓がいます。神社から任命された門前の商店で、こんぴらさんの重大行事の進行にも関われる由緒ある五軒です。
このお店の売り物は飴ですが只のモノではなく、「愛宕山の樒」=厄よけの木。「大峰の陀羅尼助」=特効の漢方薬。にも匹敵すると木版刷り『金乃比羅参詣名所図絵』に記され、隣県の『伊予節』にも「こんぴら土産にセンブリ…」と唄われている自家製キャンディです。今で言うハーブキャンディですね。
30年程前迄は地黄や甘草の成分を含んだぬか飴を竹の皮に包んで売っていましたが、今はテーマカラーのゴールドキャンディです。
全山が神域で自生の薬草も多く、彼の平賀源内さんも高松藩の薬草管理者として2日もかかる高松から何度も薬草を調達に来たようです。
五人百姓のいる大門からちょっと参道を脇にそれると見事な山萩が咲いていました。
参道の途中に五人百姓がいます。神社から任命された門前の商店で、こんぴらさんの重大行事の進行にも関われる由緒ある五軒です。
このお店の売り物は飴ですが只のモノではなく、「愛宕山の樒」=厄よけの木。「大峰の陀羅尼助」=特効の漢方薬。にも匹敵すると木版刷り『金乃比羅参詣名所図絵』に記され、隣県の『伊予節』にも「こんぴら土産にセンブリ…」と唄われている自家製キャンディです。今で言うハーブキャンディですね。
30年程前迄は地黄や甘草の成分を含んだぬか飴を竹の皮に包んで売っていましたが、今はテーマカラーのゴールドキャンディです。
全山が神域で自生の薬草も多く、彼の平賀源内さんも高松藩の薬草管理者として2日もかかる高松から何度も薬草を調達に来たようです。
五人百姓のいる大門からちょっと参道を脇にそれると見事な山萩が咲いていました。
秋祭りがたけなわです。
神社の参道にはタコ焼、綿菓子、林檎あめ…妙に血のさわぐ露店が一杯列びます。
露店商のことを総して香具師(やし)とか、関西では神農(しんのう)さんと言います。香具とは薬草や田に植えるもの、またそれを調理したり、育てる用具をさします。
神農さんも同様で農業や薬や医術を発見した神様の事だそうです。
大勢の見物人の前で「お代は見ての帰りだよ」等と言いながらわが身を傷つけてよ~く効くというガマの膏を売りつける。薬膏を売るためのパフォーマンスですよね。
香具師も神農さんもおなじ薬師(やくし)から出来たコトバのようです。
今は農業も機械化が進んで 春市や秋祭りにくわ、鋤、けんど(ふるい)など、農業用の機具がおかれることが殆どなくなりましたが、思えば参道周りは現代で云えばドラッグストアやハーブショップだった訳です。
神社の参道にはタコ焼、綿菓子、林檎あめ…妙に血のさわぐ露店が一杯列びます。
露店商のことを総して香具師(やし)とか、関西では神農(しんのう)さんと言います。香具とは薬草や田に植えるもの、またそれを調理したり、育てる用具をさします。
神農さんも同様で農業や薬や医術を発見した神様の事だそうです。
大勢の見物人の前で「お代は見ての帰りだよ」等と言いながらわが身を傷つけてよ~く効くというガマの膏を売りつける。薬膏を売るためのパフォーマンスですよね。
香具師も神農さんもおなじ薬師(やくし)から出来たコトバのようです。
今は農業も機械化が進んで 春市や秋祭りにくわ、鋤、けんど(ふるい)など、農業用の機具がおかれることが殆どなくなりましたが、思えば参道周りは現代で云えばドラッグストアやハーブショップだった訳です。
カメリアシネンシスが茶の木の学名です。カメリアが椿ですから葉はツバキ(艶のある木)と同じで艶々していて実もなります。
友人は五月に自宅の茶の木から葉を摘んで紅茶をつくります。
今は沖縄の「オキナワンティ」鹿児島の「べにふうき」阪神では「はせがい紅茶」大山の「陣構紅茶」高知の「天狗紅茶」と地ビールならぬ地紅茶がたくさん作られています。
イギリス紅茶の原点は日本から輸出した緑茶ですから国産紅茶はもっと飲まれても良いと思います。
友人は五月に自宅の茶の木から葉を摘んで紅茶をつくります。
今は沖縄の「オキナワンティ」鹿児島の「べにふうき」阪神では「はせがい紅茶」大山の「陣構紅茶」高知の「天狗紅茶」と地ビールならぬ地紅茶がたくさん作られています。
イギリス紅茶の原点は日本から輸出した緑茶ですから国産紅茶はもっと飲まれても良いと思います。