ハーブの雑学記

ハーブ・紅茶・キャンドル・食・街
いっぱい興味があります 「あっ見ぃーつけた」をテーマに。

「コミック茶の涙」で知るお茶の流通 あら茶以後は…実体験 

2014年08月22日 | 楽しむティタイム
1998年発刊されたコミック誌「美味しんぼ」66の『究極の紅茶』以来 すっかり忘れていたコミック誌
今回紹介されて『茶の涙』①〜④を手に入れ ほおー! とか へぇ〜? とか思いながら一気に読んでしまいました
日本茶の事を簡単に短時間で知りたい方 必読ですね



そんな時高松市一宮にある JAさんの茶の加工場を見る機会に恵まれました 



まず茶についての簡単知識を教えていただくミニ講習 この工場は品評会に出された茶葉を買い入れ
最後の仕上げをして市場に出していく茶問屋の役目をする場所で 
新茶のころ見学が許される茶農家さんの作業の続き 流通過程がみられる貴重な場所と伺いました

見学会の参加者は 茶農家さんやJAに加入している組合員の方が中心で 一般からは少数
ちなみに右側にチラッと見える棚はティスティングする時の台らしい


通路を抜けると温度管理がされた倉庫と工場内へ 



近隣の茶農家さんから集荷された茶葉は区分けされて天井まで届く棚にびっしり

私が今まで体験してきた「茶加工現場・現地」出来あがったのは荒茶と呼ばれる工程まで
市場にどのように出ていくのかを見せてもらうのは はじめて



出来上がったと今までは思っていた茶葉は 各所から集められ選別される
茶葉は茎や粉など不純物と呼ばれる葉も混ざっている様子










機械を通ってきた茶葉はさらに細かく調べられ 中に含まれる茎・粗雑な葉など吹き飛ばされつつより分けられる



等級ごとに分けられた茶葉は最後に含まれたわずかの水分をさらに乾燥機を経て乾燥させ 茶の風味を呼び起こす


出来上がり 



その茶葉の美しさは比較すると歴然とわかる



最後に品種ごとに人の手を経てパッケージされ いよいよ市場に
ただ出荷されるまでにブレンド(コミック誌によると合組という作業)があり これはどうも企業としての秘密らしい


当日見学の後 玉露・煎茶・玄米茶・ほうじ茶 の試飲会や氷で抽出する技の披露もあり 茶葉をサラダ風に食べることも体験し有意義でした

               


涼しくなるテーマのキャンドル作り 一日講習会

2014年08月18日 | 街たより
春に続いての「手作りキャンドルの一日講習会」を開催
猛暑に対抗して涼しそうなテーマでと『氷のキャンドル』と『雪のキャンドル』を隔週で作る予定

今回は「氷のキャンドル」の作り方を 「アイスキャンドル」とか「レースキャンドル」とも言います







準備物は ①型にする牛乳パック
       ②ワックスを溶かす1リットル用のビーカー(ここでは琺瑯タンク)
       ③市販のパラフィンワックス(今回の型では500ccが入用)
       ④ロックアイスカップ3位…クラッシュアイスが良いかも
       ⑤芯にするための棒状のキャンドル(求める時燃焼時間の長いものにする)…10㎝にカットしておく
       ⑥色づけ用の染料(ほんの少々)
       ⑦型からきれいに抜くための離剥液と塗布する筆
       ⑧電熱器かIH電熱器
       ⑨ワックスの温度を測る棒温度計

最近では材料はホームセンターや手芸用品店 ハーブの材料店などで手に入るようになりましたが 高熱での作業とワックスは冷めると固まって洗濯などでは取り除けないことを必ずよく理解して楽しんでください

注意点は  制作の作業が一時に進行するのであわてず準備物が完全にそろったら始めること

作り方は ①ビーカーにワックスを入れて溶かし温度計で70℃に保つ(すぐ100℃くらいまで高温になるので注意)
       ②少し色づけすると灯したとき優しく映る 冷めると色合いが濃くなるので極力薄めに
       ③洗って乾かせた牛乳パックの内側を剥離液を塗っておく
       ④パックの中心に芯にする棒状のキャンドルを立てる…写真は芯の位置を示すため黒くしてあります



       ⑤砕いた氷をぎっしりと詰める
       ⑥一か所からワックスを入れる 回し入れはしない 量は500ccパックの蓋になる折り目まで
       ⑦しばらく放置して底部が冷めたら 水中に放って急冷し水を捨て パックを破る




出来上がり こんな感じに穴が開きレースのように涼しげに完成です





停電以外でキャンドルに火を灯す  いい感じです