姫蔓蕎麦
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)はタデ科イヌタデ属の蔓性多年草,
ヒマラヤ地方の原産で,明治初期に園芸用として渡来している。
地面に這いながら,直径1cm弱,球状のピンク色の花を多数咲かせる。
ロックカーデン等のグランドカバーの用途として,
栽培されているようであるが,野生化もしており,
こぼれて道端などに咲いているのをよく見る。
花期は5月から秋までと長いが,真夏には花は途絶え,
秋になるとまた盛んに咲き始める。
どちらかというと秋の花なのであろう,
今頃になると毎年,花をたくさん付けたヒメツルソバを道端によく目にする。
そのヒメツルソバの花をシジミ蝶が訪れていた。
薄茶色のシジミ蝶,ウラナミシジミのようである。
その名のとおり,翔の裏側に波のような模様があり,
西日本の暖地では春にも見られるが,
東日本では秋にしかみられない秋の蝶である。
移動性の高い蝶であり,春に西日本の暖地で孵化し,
世代を引き継ぎながら北,東に移動し,
秋になると東日本で多く見られるようになる。
しかし,霜が降る寒さの地では越冬ができず,死滅する。
西日本の紀伊半島などの暖地に残った(戻った)個体だけが生き残り,
翌年また春に孵化し,移動することを毎年繰り返すようである。
行く人のみな歩の速き秋の暮
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)はタデ科イヌタデ属の蔓性多年草,
ヒマラヤ地方の原産で,明治初期に園芸用として渡来している。
地面に這いながら,直径1cm弱,球状のピンク色の花を多数咲かせる。
ロックカーデン等のグランドカバーの用途として,
栽培されているようであるが,野生化もしており,
こぼれて道端などに咲いているのをよく見る。
花期は5月から秋までと長いが,真夏には花は途絶え,
秋になるとまた盛んに咲き始める。
どちらかというと秋の花なのであろう,
今頃になると毎年,花をたくさん付けたヒメツルソバを道端によく目にする。
そのヒメツルソバの花をシジミ蝶が訪れていた。
薄茶色のシジミ蝶,ウラナミシジミのようである。
その名のとおり,翔の裏側に波のような模様があり,
西日本の暖地では春にも見られるが,
東日本では秋にしかみられない秋の蝶である。
移動性の高い蝶であり,春に西日本の暖地で孵化し,
世代を引き継ぎながら北,東に移動し,
秋になると東日本で多く見られるようになる。
しかし,霜が降る寒さの地では越冬ができず,死滅する。
西日本の紀伊半島などの暖地に残った(戻った)個体だけが生き残り,
翌年また春に孵化し,移動することを毎年繰り返すようである。
行く人のみな歩の速き秋の暮