最初の開発から40年の月日が立ち,
ニュウタウンの名がかすんできた多摩ニュウタウン。
バブル期のラッシュには遠く及ばないが,
それでも,この不景気の中,少しずつマンションが,住宅が建てられている。
5年ほど前,大規模高層マンションが奥に建ち,
手前の道路も谷を渡る橋がやっとでき開通した。
長年野原だった場所に,今年は新しい住宅が日ごと戸数を増やしている。
景色は少しずつ変化しているのである(写真上稲城向陽台地区)。
やはりニュウタウンであるのかもしれない。
今年一番の寒さとなった今朝,そんなニュウタウンの上空を,
30羽ほどの雁がまもなく降る冷たい雨を予知したのか,
スピードをあげてとおり過ぎていった。
まるで規則のように,絵に描いたようなV字飛行である。
冬はもうすぐそこと感じさせる一日であった。
Vの字を誇るがごとく雁渡る