行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ミゾソバ、アキノウナギツカミ、サクラタデ、ナギナタコウジュ

2025-01-12 20:00:39 | 花,植物
10月17日の長池の散歩道にて。


ミゾソバ(溝蕎麦)は溝や水辺に多く生えるタデ科イヌタデの1年生草本。
晩夏から秋にかけて、元が白く先端が薄紅色の多数の花を咲かせます。


ミゾソバの葉は互生し、
葉形には変異が多く見られます。
標準的な葉は牛の額の形であり、
ウシノヒタイ(牛の額)がミゾソバの別名になっています。


ウナギツカミ(鰻攫)
以前はアキノウナギツカミ(秋の鰻攫)と呼ばれていました。
タデ科イヌタデ属の1年生草本で、
花の形及び花時期や生育場所もミゾソバによく似ています。


茎はつる状に伸び、
葉は互生し、茎上部の葉は基部が矢じり形で茎を抱くのが特徴で、
ここでイヌタデと識別ができます。


サクラタデ(桜蓼)。
タデ科イヌタデ属の多年草、
地中に細長い地下茎を横に伸ばして増えます。
花が大きく、色がサクラのように淡紅色をしているのでサクラタデです。
他のタデ科植物と同じく、花弁に見えるものは萼です。


花期は8~10月。
花序は茎先につき細長く、ややまばらに花をつけ、しばしば上部は垂れさがります。
写真では見分けがつきづらいのですが、
雌蕊が長く雄蕊が短い長花柱型と
雌蕊が短く雄蕊が長い短花柱型の両型の花が混生してつきます。


山地の道ばたにナギナタコウジュ(薙刀香薷)が群生していました。
こちらはシソ科ナギナタコウジュ属に分類される一年生草本、
秋の山野にまれに見られるとのこと、貴重種です。


開花期は秋(9 ~11月)
枝の頂や葉腋から花穂がでて、薄紫色の花が一方向にだけ向いて着きます。
開花期、花は穂の外側に向かい、薙刀の様にうしろに反り返ります。
おもしろい花です。
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