行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

紫苑(シオン) と東京スカイツリー

2011-10-14 21:51:42 | 風景

道端の花畑,
草丈の高いキク科の花が道路にはみ出すように咲いていました。
音も字も花も美しい紫苑(シオン)です。


風に倒れ,道にはみ出ているこの草を見ると,
なぜこんなにも背が高く生まれてしまったのかと
少し残念に感じます。
狭い日本,狭い庭には矮化した植物のほうがやはり重宝です。


そして,「寒晴やあはれ舞妓の背の高き」(飯島晴子)
という句をなぜか思い出します。
手足が長く洋服はよく似合う長身の美人も,
着物そして髪を結い飾り物をつけ,
ぽっくりを履く舞妓姿は,ますます背が高くなり,
なにか「あはれ」なのです。
背が低くて残念な思いをしている人もたくさんいるのに,
世の中,難しいものです。


背が高いといえば,643mの高さとなった東京スカイツリー,
秋を向かえ,東京の西,ここ稲城から,
40kmほどの距離になるでしょうか,
東京も東部のスカイツリーが見えるようになりました。
並ぶ建物はほぼ中間点の新宿のビル群,
昨年12月にここから見たときはそのビル群と
ほぼ同じ高さに見えたスカイツリー,
今は格段に高く見えます。

犬の来て見上げて吠える紫苑かな
紫苑にもやさしく吹くは秋の風
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする