行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

関西にて(4) 石山寺

2011-10-20 21:05:26 | 風景
天平の時代に琵琶湖の南端,瀬田川の岸近く造られた石山寺,
国の天然記念物である石山寺珪灰石と呼ばれる岩盤の上に建ち,
これが寺の名の由来になっています。


石山寺の山門を入るとすぐに
珪灰石が風化してできたくぐり岩と呼ばれる岩穴があります。
ここをくぐるとよいことがあると書かれていましたので,
トライしてみましたがとても狭く,低く,
腰が痛い年寄りには少しきついものがありました。
そのくぐり岩の前には天平の時代からの池が
今も変わらぬ姿で残っていました。


写真,くぐり岩の前の池ではありませんが,
そのすぐ近くにとても雰囲気のある池がありました。
やはり,岩に囲まれています。
その岩に苔がたくさん生えています。
この岩も珪灰石でしょうか,
そして池も天平の時代からあるのでしょうか。


珪灰石の奇岩の奥に建つ国宝の多宝塔が
石山寺の撮影ポイントのようですが,
あいにく現在は修理中,青いシートで覆われており,
写真になりません。
修理中の多宝塔は見られるようなので,
階段を上ってみました。
普段ではまず見られない近くに,
多宝塔の屋根,その木組みを見ることができました。


石山寺には多宝塔以外にも
国宝,重文の建築物が多くありましたが,
自然豊な山寺,建物よりそちらのほうに興味が行ってしまいました。

写真は境内の木にぶら下がっていた蓑虫,
子供の頃,よく見た蓑虫も最近はいなくなりました。
まだ秋も中ごろ,この蓑虫,冬に備えて蓑の家を修理中,造成中のようです。
蓑から顔を出したり,引っ込めたりしていました。
蓑虫の虫そのものを見るのは初めてです。
こんな虫が中に住んでいるようです。


嵐で木が折れかけているのでしょうか,
それとも実の重さに耐えられなくなったのでしょうか,
驚くほどたくさんのギンナンをつけた銀杏の枝が
寺の塀の瓦にもたれるようにありました。
枝の主を探してみると,幹の太さはたいしたことはありませんが,
幹はぼろぼろ,かなりの老木のようです。

体育の日 無理してくぐりくぐり岩
コメント
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