行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

横沢入にて、草の花

2016-10-02 20:00:26 | 花,植物
9月25日、野草散策会に参加して、
東京あきるの市の横沢入に行ってきました。
ここは東京都で第一号の「里山保全地域」に指定された場所、
素晴らしい里山が残されており、
私のいつもの散歩道ではなかなか見られない野草の花をたくさん見て、写してきました。
写真に撮っただけでは記憶から消えてしまうので
その中から、いくつかを紹介、掲載します。


ヒルガオ科ネナシカズラ属ネナシカズラ。
1年生の寄生植物、
ちょうど白い小さな花がたくさんついていました。


日当たりのよい山野に生え、
長いつるを伸ばして寄主にからみつき、
寄生根をだして養分を吸収すします。
葉は長さ2mm以下、ほとんどわかりません。
周囲の葉は寄主など他の草のものです。


トチカガミ科ミズオオバコ
湖沼、水路、水田などに生える水草です。
葉は沈水し、花だけが水面から顔を覗かせます。
かつては水田雑草の一つであったが
水田の環境変化、水質汚濁などにより、
生息数が激減している植物のようです。


ミズアオイ科コナギ。
一年性の水田雑草、
晩夏から秋にかけて、ホテイアオイに似た青い花をつけます。
自宅近くの田んぼにもときどき見かけます。


イラクサ科トキホコリ。
ホコリ(繁)の名は葉が密集してはびこる意味、
山野の陰湿地に生える1年草、
絶滅の危険性が増大していて「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されている草とのことです。


キク科コメナモミ。
枝先の黄色の頭花、
小さな舌状花が1列に並び、内側に筒状花が見られます。
一見、コセンダングサにも似ているように見えますが
葉が違います。


セリ科ヤマゼリ、
多年草ですが、開花まで数年かかり、
開花・結実した個体は枯れてしまうそうです。
草丈はセリに比べて大きく、
上部は多く枝分かれし、高さは50~100cmに育ちます。
コメント
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