行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

クマシデ、アカシデ、イヌシデの果実そしてエゴノネコアシ

2018-07-13 20:00:20 | 花,植物
6月の中旬、
エゴノキに青い果実と同時にエゴノキの虫こぶ、
エゴノネコアシを見つけました。
そして、クマシデ、アカシデ、イヌシデにも
名の由来である紙垂(しで)に似た果実がついていました。


エゴネコノアシ。
エゴノネコアシアブラムシがつくるゴール(虫えい、虫こぶ)です。
バナナの房、猫の足のようなおもしろい形をしています。
写真、まだ穴が開いていないのでアブラムシが中にいるようです。


春にエゴノキで孵化したエゴノネコアシアブラムシが
エゴノキの芽を吸汁し、
その刺激で、芽が変形してこのような形になります。

虫こぶとは、アブラムシなどの虫の関与によってできるこぶ状組織、
植物組織が異常発達をしたものです。


同時に写したエゴノキの若い実。
5月初旬から中旬、
下向きに咲いた白い花からほぼ一月、
たくさんの青い実がぶら下がっていました。


6月中旬のカバノキ科クマシデ(熊四手)。
たくさんの青い果実がぶら下がっていました。
この果実、秋、9月~10月に熟します。


同じくカバノキ科アカシデ(赤四手)、
その青い果実。
この垂れ下がる実を紙垂(しで)に喩えたのが
クマシデ、アカシデ、イヌシデなど四手の名の由来です。
紙垂とは、注連縄や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らす、
特殊な断ち方をして折った紙、単に垂とも四手とも書きます。


同じく6月中旬のイヌシデ(犬四手)の青い果実も。
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