行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤブレガサとチダケサシの花

2019-07-26 20:00:28 | 花と小鳥
6月下旬から7月初旬に山野の散歩道に
ヤブレガサ、チダケサシの花を写しました。


キク科ヤブレガサ属ヤブレガサ。
山野のやや乾いた斜面などに生える多年草、
芽出しの頃の若い葉は様子がおもしろく、
破れ傘(やぶれがさ)に似ているのでこの名があります。


そのヤブレガサ、
6月下旬から7月にかけ、茎の先の円錐花序に白っぽい頭花をつけます。
芽出しの頃の若い葉は目をひきますが花は地味、
春に葉を見ていなかったらヤブレガサの花とは気づきませんでした。


ヤブレガサ、
若い個体は根出葉1枚のみで、花茎が出ません。
年数が過ぎ、芽が2枚の葉をつけるようになると花茎が出て、
真っ直ぐに伸び、先端にまばらに花をつけます。


ユキノシタ科チダケサシ。
山野のやや湿り気のある草地に生える多年草です。
6月下旬から7月、長い花茎を伸ばして、
淡いピンク色の小さな花をびっしりと咲かせます。


花穂はほぼ垂直、花は下から上へと咲き上がります。
信州地方ではチチタケというキノコを採ると
このチダケサシの茎に刺して持ち帰ったことから
乳茸刺の名が付いたとのこと。


チダケサシ、
近寄ってみると、
花は直径4ミリほどで花びらは5枚、
葯も淡いピンク色を帯びています。


ヤブレガサ、チダケサシともに花が地味で色気が足りないので、
最後に6月下旬に写したネジバナのアップを掲載。
日当たりの良い、芝地など背の低い草地によく見られるラン科の小さな花です。
小さな花が多数、花茎に巻き付きながら咲きます。

コメント
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