行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

泥沼から女神蓮の花

2008-08-09 19:17:03 | Weblog
蓮の花

家近くの自然公園にある,春までは泥沼であったところに,
蓮が見事に花を咲かせていました.
わずか4~5坪程度のちいさな湿地です.
この春に訪れたときはボウフラがわくのではと心配するほど汚い水たまりでした.
先週の日曜日,昼の暑い盛りでしたが,ちょっとよってみました.

すると,紅色の八重の蓮が7,8花,咲いていました.収穫です.
蓮はよく撮られる花で,美しい写真をいくつも見ていますが,
現物を,まじまじと見ることはいままでありませんでした.
今年になり,花の写真を撮りはじめ,花を観察するようになりました.
蓮の花は艶があって本当にきれいです.見事です.
また,葉との色彩のバランスがとてもすばらしいです.

蓮は水面より上に葉,花が成長して咲きます.
睡蓮は葉が水に浮き,花もほぼ水面に咲きます.
フランスの画家クロード・モネが好んで描いたのは睡蓮です.
ヨーロッパでは蓮も睡蓮も総称してロータスと呼びます.
アメリカでは睡蓮はウォターリリー,蓮をロータスと区別されています.

 泥沼に女神うまれし蓮の花
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笹百合を見たい

2008-08-07 21:01:58 | Weblog
ピンクの百合(笹百合に似ている?)

閑静な住宅地の門外のプランターに,薄いピンクのすてきな花が咲いていました.
本で見たササユリ(笹百合)によく似ていると思い,レンズを向けました.

現物のササユリは見たことはありません.
ネットに掲載されているササユリの写真と比べて見ました.
何となく雰囲気は似ています.
しかし,花の形状つまり,ラツパの程度がかなり違う気がします.
花の傾き度,茎からの折れ具合も違います
ササユリの開花時期は6月中旬と書かれてあり,
写真は8月2日に撮ったもので,1月半のずれがあります.
葉の形状はよく覚えていませんが,笹に似ていた記憶はありません.
どうもササユリではなさそうです.

いろいろ調べた結果,ササユリに似た,
多分ハイブリットの百合とではという結論になりました.

へたくそな写真ですが,撮る時はきれいな色だな,
花だなと思い,シャッターを切りました.
また,実際きれいな花だと思いますので掲載します.

しかし,ネツトで見た自生のササユリの写真は,
ショックを受けるぐらい,可憐で,清楚で美しく感じました.
写真だけで,すっかりササユリに魅せられてしまいました.
花も写真技術もすばらしかったのだと思います.

ササユリはもともと日本特有の,
野に自生している百合で,鉄砲百合に分類されます.
乱獲などにより,いまは少なくなっており,
自生しているものをなかなか見られなくなってきているとのことです.
このようなすてき花が自然の山野に,自然と調和して咲いているのを
みることができたらとても幸せです.
一度は見てみたいものです.

 笹百合の山野にありて匂い立ち
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムシトリナデシコ(虫取撫子)

2008-08-06 23:30:51 | Weblog
ムシトリナデシコ(1)

 ムシトリナデシコ(2)

ムシトリナデシコ(虫取撫子)はナデシコ科の越年草.
ハエトリナデシコ,コマチソウ(小町草)の別名がある.
茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分があり,
ここにアリなどの虫を付着させ捕らえる.
それが名前の由来である.
しかし,食虫植物ではない.
蝶,虻などの効果的に受粉をしてくれる虫を優遇するための手段といわれている.

写真は6月下旬と7月中旬,多摩地区の道路脇での撮影したもの.
江戸時代に観賞用として導入されたが,今は各地で野生化もしている.
コマチソウの別名もあるようにかわいらしく,きれいな花である.
葉の少し白みがかかった緑もよい色である.

 行く女(ひと)の美しきかな小町草
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメオオギスイセン(姫檜扇水仙)

2008-08-04 23:39:57 | Weblog
ヒメオオギスイセン(姫檜扇水仙)



6月下旬から道端,庭,空き地などあちらこちらで咲いているのを見かけます.
7月上旬に九州旅行したときにも何回か目にしました.
朱色の花がかたまって咲きますのでよく目立ちます.
百合でも,蘭でもなく,調べて見ましたが,
なんの花なのかよくわかりませんでした.
ふとしたことから,姫檜扇水仙(ヒメオオギスイセン)
という名であると知りました.別名はクロコスミアです.
写真は7月中旬のものですが,今でもまだ咲いているのをみます.
花期が長く,6月下旬から9月上旬まで咲くようです.
フランス原産のアヤメ科の多年草で,
園芸用が空き地,道端で野生化しているようです.
スイセンの名は葉が水仙に似ているところからのようです.

先日の日曜日は住居地域の地域清掃の日でした.
夏の暑い盛りに毎年行われています.
みんな集まり,道路,公園の草取りをしましょうという,
地域コミュニケーションを兼ねての恒例の行事です.
1時間程ですが,みんなが集まり協力しあう,とてもよいと思います.
しかし,メンバーがみんな老齢化してきているので少したいへんです.

そのときもほぼ花は終えていましたが,
道端に2,3株のヒメオオギスイセンがありました.

 猛暑日に老年よりて草を刈る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

百日紅(さるすべり)

2008-08-03 22:46:44 | Weblog
百日紅(さるすべり)



百日紅の花があちらこちらで咲いています.
夏の青空にその赤い花と葉の緑がよく映えます.
中国原産の夏の花で,百日紅と書いてサルスベリと読みます.
百日紅は長い期間,紅い花が咲き続けることからの当て字です.
しかし,白の百日紅もあります.
サルスベリの名は,猿も滑るくらい木の肌が滑らかであるところから
つけられたようです.
同様な意味で,沙羅(しゃら),令法(りょうぶ)も,
地方によってはサルスベリと呼ばれます.

今は一人住まいの私の母の家にも30年以上前に父が植えた百日紅があります.
木の大きさは当時とあまり変わりない気がしますが,
花は毎年を咲くようです.
2週間前に行った時には蕾がだいぶふくらんでいました.
今頃はきっと咲いていることだろうと思います.

 百日紅今年も咲きし母の家
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏休みと蝉

2008-08-02 23:41:44 | Weblog
夏休み

 アブラゼミ

 ヒグラシ?

半月前にセミ(ニイニイゼミ)の初鳴きを聞いたような気がします.
いまはアブラゼミが盛んに鳴いています.
2,3日前にはミンミンゼミ,ヒグラシの鳴く声も耳にしました.
今日は,カメラを持って,近くの自然公園を散歩しました.
はやツクツクボウシが鳴いていました.
ツクツクボウシは毎年8月中旬過ぎに聞くような気がします.
今年は秋が早いのかもしれません.
写真はアブラゼミと多分ヒグラシだと思います.今日撮りました.

公園に捕虫網と虫かごを持った10歳ぐらいでしょうか,
3人組が仲良く虫捕りをしていました.
なにか50年前の自分を思い出しました.

 少年の虫採る姿ノスタルジア   子供らの虫捕る姿夏休み
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狗尾草(えのころぐさ),ねこじゃらし

2008-08-01 22:28:57 | Weblog
えのころ草(ねこじゃらし)



ねこじゃらしがあちこちで穂をつけています.
日本各地でいたるところに見られる.おなじみの雑草である.
長い毛のある花穂を犬の尾に見立て狗尾草(えのころぐさ)と名付けられた.
えのこぐさ,犬子草の名前もある.
ねこじゃらしの名はそのままで猫をじゃらすのに用いることからの別名.

 人はただ生きるにあらずえのこぐさ   老いてなお煩悩の犬ねこじゃらし
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする